ポツダム広場を出発するデモ隊 |
フクシマから5年、チェルノブイリから30年の今年3月19日、ベルリンでも恒例の反脱原発デモが行われました。一昨年から日本人のグループSayonara Nukes Berlinが持ち込んだカザグルマデモが今年はすっかり定着して「世界中の原発をなくそう!」とのスローガンで、例年のようにとても元気に明るく行われました。
参加のみなさまご苦労様でした。数日遅れになりましたが以下写真報告です。
今年は昨年までとは逆に、ポツダム広場からブランデンブルク門までのコースのベルリンの目抜き通りを行進しました。今年は難民問題でドイツ市民はそれで頭がいっぱいなのですが、それでも約500人前後が参加しました。
なを、もはや恒例になったこのデモの写真報告はこのブログでは以下で見れますので時間と興味のある方はご覧ください:
→2013年。 →2014年。 →2015年。
ベルリンの公共テレビRBBベルリン・ブランデンブルク放送も夕方のニュースで伝えました。こちら→Abendschauの9分18秒から見ることができます。
約60枚の写真を紹介します。クリックすればパノラマで大きく見ることができます。
デモの予告ポスター。よく出来ていますね。 |
公共テレビに答えるコーディネーターのウヴェさん |
今年全く新しかったのが、協賛団体のひとつ→グリーンピース・エネルギー (ここにその他の多くの今年のプロジェクトの情報もあります)が持ち出した「ヨーロッパ脱原発の旗」です。ドイツが脱原発を実現しても、周辺諸国で事故があれば元も子も無くなるとの危機感が、近年のドイツ市民の意識に登場してきたことをこの旗は顕わしています。面白いのでわたしも小さいのをひとついただきました。
本日のブルッセルのテロ事件で、ベルギー政府は同国のふたつの原発施設に軍隊を派遣し、原発の職員を必要最低限だけ残して避難させています。
9・11のワシントン・ニューヨーク同時テロの際には、フランス政府はラアーグの核燃料再処理施設に高射砲部隊を長期に派遣して、航空機による攻撃に供えたことがあります。
使用済み核燃料も含むプルトニュウムの大集積地であるここがテロに遭えば少なくともヨーロッパ大陸は完全に廃墟になるからです。
以下解説はつけません。写真を楽しんでください。
グリーンピースエネルギーの「ヨーロッパ脱原発の旗」これは新しく、このデモがデヴューのようです |