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Berlin Tiergarten 13.Juli 2013 |
読者のみなさま、明日うらしまの家のネコのあずきです。
うらしまじいさんのネットがダウンしていましたが、ようやく仮の応急処置ができたようなので、またまたわたしが、代理に試してみますね。
といってもわたしは、じいさんと違って、原発とか歴史認識なんぞには全く興味が無いので、「あずきのベルリンの夏」を見ていただきます。猛暑の日本の読者のみなさまには暑中見舞いになればと思います。
今年の初夏にはわたしの愛するうらしまの乙姫ばあさんが長く旅行でいなかったので、さみしくてしょうがないので、昼寝も爺さんの書斎の本の山の中でしました。
でも、それを聴いて慰めに来てくれたお姉さんもいたので嬉しかった。
5月には家の近くの公園のシャクナゲとツツジの美しさは半端ではないのです。
珍しいハンカチの木が花盛りです。これは大木です。
その散った花びら。
人間の恋人たちもようやくの夏の訪れを堪能しています。
大きな池の端にいるのは誰でしょう?
アオサギです。魚も多い公園の池の住民です。じっと魚を待っています。
なにしろでっかい川カマスまでいますからね。
初夏のブナの若葉が奇麗です。
6月になって急に暑い日が数日続きました。暑いのでバルコニーの花の上で涼んでいるとばあさんにうんとしかられました。
公園の池のボートでは小さな女の子が裸になって水に飛び込みました。
若い女性たちはさっそく日光浴です。若い娘のわたしも負けないで、自慢のしっぽを見てね。うらしま爺さんは、あずきは「シッポ美人」だとほめてくれます。どうです立派でしょう。
ところで、この30度を超えたある日に、アメリカからオバマさんという人がベルリンへやって来たそうです。家の上をヘリコプターが飛び回ってうるさかったのです。
公園の通りでは、海賊党の若者たちが、"Yes we scan"とオバマさんが演説していると訴えていましたが、わたしには何のことやらわかりませんでした。
これが、オバマさんのキャデラックです。後ろに見えますが全く同じ専用車を二台同時に前後させながら、人払いをした道路を高速で走るところをみると、よっぽど悪いことをしていることは、あずきでも判ります。
これから数日して、スノーデンさんという30歳の若者が、アメリカの諜報機関がとても悪いことをしたことをバラしたので、やっぱり悪いことはできませんね。わたしもスノーデンさんがベルリンに亡命すれば良いと思っています。あずきも大歓迎します。
この日、あずきは中庭で遊びすぎて、熱中症でダウン。濡れタオルで冷やしてもらったら、また元気になりました。
今年の夏は人間の若い女性は、おしなべてショートパンツが流行っているそうです。日本でもそうなのかな。あずきはそれができないのがつらいのです。
これは夏至の日の真夜中に南中直前の14日月。ベルリンのドームが白夜の夕日に映えています。翌日の満月はスーパームーンといって1年で一番大きな満月だったそうです。
この間、わたしは早朝の散歩で、小鳥のひなを捕まえて来て、爺さんの書斎で追いかけ回して遊んでいたら、起きて来た爺さんに「かわいそうだ」と取り上げられてしまいました。何でかさっぱりわからずとっても不満です。小鳥は公園で放されてしまいました。
ところで、鳥といえば公園には夏なので大きな野生のガチョウたちがやって来ています。
人間をちっとも怖がらず、わたしも大嫌いな小さなワン公などは脅かして追っ払う、とても頼もしい鳥です。
ガチョウたちはカモと大きな柳の陰をねぐらにしています。
また公園の別の池では、最近。カモのヒナが生まれました。このカモのお母さんは7匹のヒナを大切に育てています。天敵はキツネとオオタカです。
うらしま爺さんは毎日のようにヒナが無事かどうか散歩がてら見に行っているようです。わたしはヒナに危険なので連れて行ってもらえません。残念。
ヒナたちはとても元気で、お母さんと同じようにお尻を立てて潜る練習をしています。爺さんのパソコンの壁紙にはこの写真を使っています。読者のみなさまもお気に入りならどうぞ。
現在は公園と、あずきの家の中庭にもあるリンデの木は花盛りです。これの香がすばらしい(実際にドイツではこれを乾燥したお茶を風邪薬に使います)のですが、臭いだけは写真では届けられないのでとても残念です。
この北欧の夏の空を見上げてすごず、あずきネコからの夏のたよりでした。
では 今夜も、乙姫ばあさんのネコの棚でネコの操り人形を枕でひと寝入りします。
じゃあ、みなさまおやすみなさい!
頓首 あずき
PS。写真をクリックすると、写真がパノラマで見られます。