2012年11月30日金曜日

131:都知事衆議院同時選挙は日本の希望と絶望の大きな分岐嶺。宇都宮・嘉田コンビで世界に誇れる日本にしよう

 昨日、東京都知事選が公示され、いよいよ12月16日の衆議院選挙と同日選挙戦が本格的に始まりました。
ベルリンから初日の都知事選街頭演説やと、党首討論会などを見ていると、この東京都知事選と国政選挙は、日本の戦後史にとって最初の険しい分岐嶺となることがよくわかります。

このことは宇都宮けんじ、猪瀬直樹の両都知事候補者の最初の街頭演説の様子がよく物語っています。
 そのルポのひとつ田中龍作ジャーナル → --> 【都知事選】こんなの初めて 国政選挙と同じ対立構図から心から感謝してお借りする次の二枚の写真がよく物語っています。

社民党の福島みずほ党首(左端)らと共に「ガンバロー」の拳をつきあげる宇都宮けんじ候補。「人にやさしい東京」がキャッチフレーズだ。=29日午前11時頃、有楽町マリオン前。写真:諏訪撮影

猪瀬直樹候補左端石原前知事と橋下大阪市長らに見守られながら第一声をあげた29日午前11時頃新宿西口写真田中撮影

 多党乱立で非常に有権者にはわかりにくい衆議院選挙とは逆に、都知事選はこの二枚の写真のように非常にわかりやすいですね。
とはいえ、田中龍作氏も書いているように、国政選挙の方も構造はまったく同じになったのです。 それは、日本社会の希望派と絶望派の戦いであり、有権者がどちらを選ぶのかという単純明快な選挙となりました。

単に写真で見れる両候補者の気品の落差だけではなく、主張の対称性、すなわち
「希望国際派=脱原発・福祉と女性尊重・護憲平和」 「絶望国粋派=原発維持・弱者棄民・改憲軍国化」という対立構造が、ここに来て明確になったのです。上の写真はこの意味で象徴的です。
 そして今、日本人に問われているのは「あなたは、どちらに生活と命を預けますか」ということだけなのです。判りやすいですね。

心もとなくも情けないのは、ネットでモニターする限りでは日本の大手メディアが、あいもかわらず視野狭窄で、懲りもせず「日本未来の党は小沢の傀儡」などと、くだらないことばかりに熱を上げて、広い視野での報道を阻害していることです。このような、いじめっ子の憂さ晴らしのようなみっともない記事が、社会をだめにしていることを恥じるべきです。

それに反して、上の写真現場での、宇都宮けんじ氏の有楽町での第一声の動画を見れば、希望があふれてきます。是非ご覧ください宇都宮けんじの街頭演説第一声です。
このYou Tubeの動画は日本の古くさい公職選挙法に触れて、消されないために東京有楽町観光案内」であるとのタイトルと解説が付けられているのが実に面白いのです。それ自体がユーモアに満ちた知性の傑作ですので 早めに見て下さい。

Kenji Obama of Tokyo
 それはともかく、立候補には資金もない貧しい弁護士である宇都宮けんじ氏は、明らかに市民のボランティアの力で、東京から発生する台風の眼になりつつあります。

そこから前回で紹介した新党「日本未来の党」の台風の眼となり、東京知事選から衆議院選挙にまで拡大する大きな台風になることを大いに期待しています。
そうなれば、絶望国粋派を猪瀬直樹氏だけでなく、全国でも吹き飛ばし、「東京が変われば日本が変わる、日本が変われば世界が変わる」の宇都宮さんの当初からの呼びかけが実現されることになります。
その意味で、この同時選挙は長く深い日本特有な閉塞感を吹き飛ばし、世界に誇れる日本社会の出発点になるまたとない機会です。
実現すれば、アメリカのメディアは「東京のオバマ・ウツノミヤ」と紹介するでしょう。

公職選挙法でツイッターも出来なくなっているので、インターネットでは公式サイトなども新しくなっています。 以下主なところを挙げておきます。

「人にやさしい東京をつくる会」公式サイト(ここからサポーターの皆さんの情報源に多くのところにアクセスできます)

宇都宮けんじブログ(応援メッセージなど)

勝手連情報サイト(宇都宮さんを台風の目にする草の根情報)

また、かだ由紀子代表の→日本未来の党の公式サイトが先ほどできました。

宇都宮けんじさんと嘉田由紀子さんを中心に、12月16日同時選挙が、閉塞日本に未来への風穴を開ける大型台風になることを期待し、まずは、

宇都宮けんじさんを市民の力で都知事に選び、東京を世界の希望の首都にしましょう。
そして、かだ由紀子さんとのコンビで世界に誇れる日本を実現しましょう!!

(ちなみに、ドイツで力をつけている海賊オレンジカラーです。日本のイエローペパーはそれにひっかけてろくでもない偽情報を出さないように!)

2012年11月28日水曜日

130:これが泥田の蓮の華「日本未来の党」の政策要綱です /白ネコも黒ネコも三毛ネコもどらネコも即脱原発の良いネコを衆議院選挙で当選させよう

 昨日、日本のメディアでは「第二の第三極」などと、自己撞着した表現で報道されている、滋賀県知事により公表された「日本未来の党の政策綱領」は以下の通りです。

この内容は、フクシマ事故の放射能汚染で何十万人の人々が塗炭の苦しみに陥っている日本、また欧州での冷戦終結後20年の新自由主義経済の過酷な現実下で基本的人権が踏みにじられ、民主主義が窒息しつつある日本の泥田のような社会の過酷な現実に抵抗して、琵琶湖の瀬田の唐橋の下に咲いた蓮の華のような美しい政治宣言であるかのようです。
産經新聞の琵琶湖を背景にした記者会見の写真をお借りします。

-->
琵琶湖を背景に記者会見する嘉田知事。産経恵守乾

 もうすぐ公示される衆議院選挙で分散している脱原発諸勢力を統合するためにアドホックに結成された新党の要綱としては、極めて優れたものであると言えるでしょう。
すでに書きましたように→「白ネコであれ黒ネコであれ脱原発基本法支持は良いネコ」です。この新党には、さらに三毛ネコもどらネコも駆けつけそうです。それでも良いネコです。自民、維新、民主の原発維持、エセ脱原発の旧勢力とは違います。
とりあえずは、圧倒的な日本市民の脱原発の意思を選挙で無駄にせず、次期衆議院で脱原発法を実現できる勢力の統合基盤となってほしいものです。蓮華が夢ではなく現実であることは、有権者という水面下の蓮根が一番良く知っています。そのことに気付いていないだけなのです。

ここでひとつだけ、注釈をしておきます。以下の要綱の最初の部分に昨年に脱原発を決めたドイツでは、すでに 5 兆円規模の産業と3 8万人の雇用が生まれ、地域が活性化しています」とありますが、これはあまり正しくありません。正しくは「昨年に最終的に脱原発を決めたドイツ・・」というべきです。

かつての社会民主党と緑の党の連立シュレーダー政権が2022年までの脱原発を電力業界との合意で決定したのは2000年6月で、連邦議会で脱原発法が決議されたのは2002年のことです。現メルケル政権は2009年に政権を獲得した際に、原発ロビーの意を汲んで原発の稼動期間を32年からさらに14年も引き延ばす政策を2010年末に実施したところ、寝ていた反原発運動が一挙に再興しました。ところがそこに起きたフクシマ事故で政権維持を図るために方針を180度転換して元の木阿弥の脱原発法に、今度は保守政党も同意して、全社会的最終的な脱原発の合意が実現したのです。(この詳しい経過については、梶村「脱原発の不可逆の転換へ歩みだしたドイツ」『世界』2011年8月号に書いておきました。)
したがって、再生エネルギー産業が成長し、多くの地域で雇用が生まれているのは、昨年からではなく正しくは、2000年からの12年間の実績によるものです。

ついでに、最近のことも付け加えておきますと、今年のドイツの再生エネルギー発電量は、原発の18%を追い抜き、25%になりそうです。また、風力発電量が膨大になり今年はオランダやフランスへの電力輸出量が記録的なものになりそうです。
すなわちドイツはエコ電力の輸出国になりつつあります。もちろん自然エネルギー源への転換には多くの技術的、過渡的な難題もありますが、高価な天然ガスや、膨大な負担となる廃棄物を遺す原子力発電と違い、請求書を出してこない尽きることもない太陽や風の自然の力による再生エネルギー発電の恩恵を享受する社会に大きく踏みだしているのです。
日本の未来もここにあります。

フクシマという過酷で高い代償を支払うことになった日本では、すでに原発ゼロ社会を事実上実現しています。ドイツよりも早期に脱原発社会を実現することは決して夢ではないのです。是非ともドイツを追い抜く決定を12月16日の衆議院選挙でしてほしいものです。
この政策綱領に同意する当選者が過半数を占めれば、それは実現できるのです。そのとき、世界は日本の民主主義の成熟を賞賛するでしょう。

以下引用です。

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                      日本未来の党 政策要綱 

原発のない再生可能エネルギー社会へ
 卒原発  

原発稼働ゼロから全原発廃炉の道筋を創ります。
安全や雇用・経済対策など「原発稼働ゼロ」の現実で直面する課題に責任ある対応をし全ての原発が確実に廃炉となる「卒原発」への道のりを定めます。 原発に代わって再生可能エネルギーを普及させるエネルギーの大転換で、地域産業を育成 し雇用を拡大させます。昨年に脱原発を決めたドイツでは、すでに 5 兆円規模の産業と3 8万人の雇用が生まれ、地域が活性化しています。

● 東京電力は破綻処理し、国が直轄して福島第一原発からの放射能汚染の拡大を防ぎ、責任をもって損害賠償や被ばく安全に対応する。
● もんじゅと六ヶ所再処理工場の廃止、世界最高水準の安全規制、大間原発など新増設の禁止、使用済み核燃料の総量規制からなる「卒原発プログラム」を定める。
● 原発稼働ゼロに伴う雇用・経済対策などを実施し、国民生活や経済の混乱を避けつつ、全原発の廃炉への道のりを定める。
● 発送電分離など電力システム改革を貫徹して公正な競争を促し、地域分散ネットワーク型のエネルギー地域主権を実現する。
● 大胆な省エネルギーと再生可能エネルギーの飛躍的な普及を実現して、石油・石炭への依存度を減らし、地域の雇用拡大と経済の活性化を図る。



全員参加型社会へ
 活子ども・女性  

子どもや女性の声なき声をきちんと政治に反映させます。
女性が社会の中で活き活きと活躍し、子どもが笑顔ですこやかに育つ社会が当たり前の社会 でなければいけません。日本の未来を担ってくれるはずの子どもが減少している原因の一つ は「子どもを産みにくい、育てにくい」という不安を多くの女性が抱いているからです。そ の状況を打破し、同時に、子どもたちが「この国に生まれて良かった」と思える社会を実現 します。
● 子ども一人当たりの中学卒業まで年間31万 2000 円の手当を支給し、その一部を「子 育て応援券」(バウチャー)とする
● 結婚・出産が女性のキャリア形成に不利にならない社会を創る
● 子どもが虐待や育児放棄にあわないよう親の子育て環境の改善を図る
● 離婚・別居時に両親が子どもの共同養育計画を作成することを義務化する

 ● 家庭・学校・地域が一体となって「子育て」「子育ち」を応援する社会を創る
 ● 高校授業料の無償化などを堅持する
● いじめの撲滅に向け小・中学生への「心の教育」を実施する
● 配偶者暴力に対し刑事罰を課すよう法改正する


安心・安全を実感できる社会へ 
 守暮らし  
みなさんの生活に対する不安を取り除きます。
地域内でお金が循環し、地域の人たちが元気になるような内発的経済を発展させることなど により、暮らしの根底を支える「雇用」の不安を払拭します。あわせて、年金・医療制度を 充実させることで、人々の暮らしを守ります。
● ワークシェアリングを促進し、家庭と仕事の両立ができる社会を創造するとともに、完 全雇用を実現する
● 子育て、医療、福祉、教育分野での産業・木材などのバイオマス資源などの活用による 環境配慮型産業の振興や個別所得補償などによる農林漁業の活性化により雇用の創出 を進める
● 若い世代の人材育成・キャリア形成を促進する
● 非正規社員の正規社員化を促し、安心して働ける現場を整備する

● 税を財源とする最低保障年金と所得比例年金の構築により年金制度の一元化を図る

 ● 地域包括ケア、在宅介護支援体制を強化して、介護制度を充実させる
● 国民皆保険を堅持し、医療保険制度の一元化を目指す
● 後期高齢者医療制度は廃止する


家計の復活へ
脱増税  
消費増税法は凍結します。
国民の平均所得を引き上げるために、家計を圧迫する行政の規制・ムダを徹底的になくすと ともに、内発的経済の発展を促進します。それにより、デフレ脱却と経済の再生を実現しま す。その結果、円高の是正や、税収の増加、財政再建も可能になり、消費増税の必要がなく なります。 デフレ、個人所得の低下が続く中での増税は、ますます消費を冷え込ませ、中小零細企業の 倒産などを招きます。したがって、税収はかえって落ち込むことになります。この点からも 増税法は凍結します。
● 必要な財源は、特別会計の全面見直しをはじめとする政治改革、行財政改革、地域主権 改革によって捻出する。
● 業界・業種によって損税・益税が生ずるなどの現行消費税の欠陥を是正する。 


行政・司法の抜本改革の断行へ
制官僚  

国民・地域の立場に立った行政・司法に改めます。
震災復興の遅れ、復興予算のあきれた流用に象徴されるように、国民の視点を失った中央の 官僚が全てを決めて人々に押しつける仕組みは、人々に多大な損害を与えています。官僚の 暴走を止め、地域のことは地域で決める「地域が主役の社会」を実現します。
● 政治主導を貫徹できる公務員制度改革を実施する
● 天下り全面禁止と政府関係法人の廃止でムダと利権をなくす
● 国の補助金と政策経費は原則、自主財源として地方に交付する 

 ● 国の地方支分部局を広域連合へ移譲する
● 司法官僚による国民の権利侵害を止めさせる措置を早急に講ずる 

● 行政・司法苦情処理第三者委員会を国会内に設置する 

主権国家としての権利を堅持へ
誇外交  

食品の安全・医療制度を守り、品格ある外交を展開します。
日本は、自立と共生の理念の下で、自ら主張し信頼を築く外交を展開しなければならず、独 立国家としての責任に基づいた日米関係を構築しなければなりません。TPP(環太平洋戦略的 経済連携協定)は、単なる自由貿易協定ではありません。牛肉など食品の安全基準、医療保 険などすべてをアメリカのルールに合わせようというものです。だから交渉入りに反対です。
● 自由貿易のための FTA(自由貿易協定)、EPA(経済連携協定)は積極的に推進する
 ● 食料安全保障の観点からも食料自給率 50%を目指す
● 東アジア外交を重視し、アジアの平和の調整機能を果たす
● 安全保障基本法の制定と国連平和維持活動への参加を進める

● テロ、大災害にも対応できる日本版 NSC を創設する
● 多様な資源外交により安定的なエネルギーの確保を図る
● 「拉致国家」の汚名を返上するためハーグ条約を早期に批准するとともに国内の子どもの連れ去り行為を禁止する

2012年11月26日月曜日

129:日本をけんじ!、宇都宮けんじ!、原宿で若者勝手連が街宣に元気に進出。

 う〜ん、これには参った。昨日25日の夕方、若者勝手連が東京の原宿駅前で、都知事選に立候補表明した宇都宮けんじさんの応援に街頭に進出しました。

これが実に素晴らしいのです。ここでご覧ください。→  【宇都宮けんじ】さんを応援する街宣活動
すっかり定着した「東京なのに宇都宮、弁護士なのにけんじ」のスローガンもまじえての街宣ですが、この若者にしか出来ないパーフォーマンスのエネルギーはすばらしいのですが、そのなかでも「日本をけんじ(堅持)!、宇都宮けんじ!」という語呂合わせは、天才的です。
日本の若者の創造力は大したものですね。 いやはや脱帽しました。もしわたしが、この街宣に行き当たれば、お礼に道玄坂辺りで若者たちに晩飯をおごったのですが。

このような若者の動きがこれから3週間の選挙戦で広がれば、石原のアンシャンレジーム(旧体制)は確実に突破されるでしょう。日本の戦後史のなかでも画期的なことになる可能性が実現されます。

このような若者たちの動きが出てくる背景のひとつには次のような宇都宮さんの意見があるからでしょう。以下は「希望都市、東京へ。宇都宮けんじ通信」からの引用です。

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風営法によるダンス規制、都条例によるマンガ・アニメ・ゲームの表現規制に反対
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 宇都宮けんじさんは、原発再稼働反対の抗議行動における「官邸前見守り弁護
団」のひとり。警察の警備体制強化により抗議行動が著しく制約され、 また、
参加者を撮影するなど肖像権侵害とみられる状況が発生していることに対し、弁
護団は、市民の表現の自由を尊重し、過剰警備をしないよう求め る声明を出し
ています。
 何よりも表現の自由を大切にする宇都宮さん。風営法でダンスが規制されてい
ること、また都条例によるマンガ・アニメ・ゲームの表現規制にも反 対。
「Let's DANCE 法律家の会」の呼びかけ人でもあります。14日のキックオフ集会
で、参加者との間で交わされた頼もしい言葉を紹介します。

--風営法でダンスが規制されていることについてはどう考えるのか?
宇都宮さん:京都の中村弁護士がダンス規制について反対する運動を起こしてい
ますけれど、私もこの呼びかけ人のひとりになっています。風営法によ るダン
スの規制は許されないと考えています。

--石原都政下で改正された東京都の青少年育成条例によってマンガ・アニメ・
ゲームなどのコンテンツの表現規制が加速していますが。
宇都宮さん:私が会長になった時点でこの条例分が浮上したので日弁連としては
表現の自由を侵害する恐れがあるということで条例案を強く批判してい る。日
弁連会長を降りたとしても私自身は自分が責任を持って出した意見についてはい
ち個人として全うします。知事になっても見解を変えるつもりは ありません。
(ニュースサイト「BUZZAP!」より)

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さて、明日の27日には日比谷公園で大集会が行われます。以下もメールマガジンからの引用です。

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◆ 27日(火)@日比谷野外音楽堂 宇都宮けんじさんと東京から脱原発を! 大集会
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原発はきらいだ! もうコリゴリだ!
脱原発の東京を作ることは、脱原発の日本を、脱原発の世界を作ること。
原発のない社会を未来の子どもたちに。

鎌田慧さん、飯田哲也さん、神田香織さん、河合弘之さん他、豪華ゲストととも
に脱原発政策について語り合いましょう。期日も迫っています。14日 のキック
オフ集会以上の人びとで、日比谷野音を埋め尽くして脱原発の思いを伝えましょ
う! チラシはこちらから↓ダウンロードしてぜひぜひ広めて ください。
http://utsunomiyakenji.com/pdf/20121127hibiya_yaon_shukai_flyer.pdf


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追加です。25日の行われた自由報道協会での→ 東京都知事候補予定者合同討論記者会 
もご覧ください。東京の有権者がすべてこれを見れば間違いなく宇都宮氏に投票するでしょう。

さらにこのチラシ・ポスターは非常に良いものです。ご覧くださり活用お願いします。




2012年11月19日月曜日

128:野田ドジョウを喰らいそこねた安倍アヒル。野田総理と安倍総裁の国会党首討論について。候補者を仕分けして選ぼう。宇都宮勝手連チラシ追加

 さてみなさま、ここ数日風邪気味のところにイスラエルがまたパレスチナで酷い乱暴を働き始めた(シュピーゲル誌の最新記事と写真は→「人質となり苦しむガザの市民」)こともあり、少し遅くなりましたが、先週11月14日の衆議院での党首討論の国会中継をベルリンから視聴して感じたことをお知らせします。

11月14日党首討論 共同通信
ここで野田首相が安倍晋三自民党総裁との応酬で、突然2日後の「16日に解散しようじゃあありませんか」と、イタチの最後屁のように応え、安倍氏が意表をつかれる様子をみて、おもわず苦笑しました。
「泥沼でアヒルがドジョウを喰らいそこねたな」というのが、わたしの率直な感想でした。
意表をつかれた安倍氏 毎日新聞




それはまさに、「今日こそは喰らってやろう」と勇んでいたアヒルが、いきなりドジョウに「解散」という猛烈な泥を巻き上げられ、まんまと逃げられてしまった泥沼のひとつの光景のようで可笑しかったのです。

これについて、毎日新聞が電子版で左の写真に 党首討論で野田首相が16日解散について言及し驚いた表情を見せる自民党安倍総裁=国会内で2012年11月14日午後3時18分宮間俊樹撮との説明をつけていますが、その時の表情を巧みに捉えています。

ではなぜ、わたしがそのように感じたかには少し説明がいります。それは、今から5年前のことですが、わたしが安倍氏を「恥知らずのアヒルである」と批判したことがあるからです 。この批判は、実はこのブログでも昨年の8月に、別の文脈で→「原発中毒の人々と『人生の嘘』」として紹介したことがあります。
その時は、まさか安倍アヒル氏が、再度自民党の総裁に再選されるとは予想していませんでしたので、ふたたび以下に再掲しておきます。というのは、この人物が再び政権を取ることにでもなれば、アヒルとドジョウの茶番劇ではなく、新たな日本の悲劇『家鴨』が現実に演じられることになってしまうからです。

この解散劇ときたる衆議院選挙についてドイツでの報道は、極めて控えめで扱いも大きなものではありません。日本の政情は欧州ではではもうあまり関心をもたれなくなって来ています。経済も行き詰まり、毎年総理大臣が変わる衰弱した日本には、とっくに愛想をつかしているというのが実情です。
次の大きな財政破綻は日本であろうという見方が次第に強くなって来ています。大方の見方のように、もし安倍政権が再び成立すれば、これまでに輪をかけた財政出動によるインフレ政策で、円安誘導しか日本経済の出口はないのではないかとの見通しもあります。下手すればデフレから一挙にハイパーインフレもあり得ますし、そうなればあおりを食らうのは資産の少ない庶民であることは火を見るより明らかです。(安倍氏はさっそく日銀による建国国債の引き受けを提唱したりしていますが、これなどは行政が中央銀行の独立を侵すとんでもない借金中毒自民党のアヒルらしい思いつきです。)

選挙の結果に関する予測は、「自民党は古いままであり、期待された民主党も支持を失い、いずれにせよ多くの政治勢力に多極化して、次の政権はこれまで以上に、実行力のないものになるであろう」(南ドイツ新聞)といった冷静な見方が主なものです。いわば、日本がどれだけ落ち込むかが観察されているというのが実情です。
 わたしもそう思います。日本は第二次世界大戦後の最悪の政治経済危機は避けることは不可能です。これからおそらく10年以上は続く危機の始まりで、いまや第一の滝壺へ一挙に墜落中です。12月16日の都知事選と総選挙で多くの政治勢力が滝壺に沈むことは目に見えています。

このブログの読者のみなさまは、野田ドジョウ民主党にも、安倍アヒル自民党にも、ましてやハシズム維新などに何の希望も託すことはできないことをよくご存知でしょう。そして、このような時代の試練に耐え、確固とした持続する民主的社会を築く唯一の政策が、断固とした脱原発政策であり、再生エネルギー社会の構築であることもよくご存知でしょう。滝壺に転落した日本に浮かぶ瀬があるとすれば、これらの政策をまず第一に断固として実行するしかないのです。

というのも自然エネルギーへの社会転換の本質とは民主主義社会の実現だからなのです。つまり問われているのは経済の民主化なのです。エコノミーとエコロジーが一致する社会こそが、持続的民主主義を実現するのです。そしてこの課題はもちろん日本だけのものではありません。21世紀の人類的、普遍的な価値課題なのです。

ですから、今回の選挙ではこのような政策を本当に理解している候補者が誰かを、厳しく仕分けし、篩(ふるい)にかけて支持しましょう。東京都知事選では、言わずとしれた宇都宮健児氏だけです(文末に宇都宮けんじ勝手連チラシを追加)。人にやさしい東京は、自然にやさしい都民によって実現されます。
人にやさしい日本は、自然にやさしい市民によってしか実現できません。これを黙々と実践する日本人こそが本物の愛国者なのです。
そのような候補者はまだまだ少数かもしれません。いなければ擁立しましょう。そこからしか日本の再生はないのですから。

以下の原文は「金曜日」が2007年12月に発行した単行本 「-->日本はどなる2008に掲載されたものです。
安倍晋三氏がなぜ恥知らずのアヒルであるのかをご理解下されば幸いです。また、このような人物が再び日本の首相になれば、日本が国際社会で、間違いなくさらに輪をかけてみじめなことになるかもおわかりになると思います。こんな人物と滝壺で心中などもってのほかです。

以下引用
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   歴史改竄者たちにおける「人生の嘘」について

      ごく平凡な人間から人生の嘘を奪ってごらんなさい、
      それは同時に、彼の幸福を奪ってしまうことになりますよ。
                   (イプセン戯曲『野鴨』より)
  

   イプセンの戯曲「野鴨」

 これはノルウェーの作家ヘンリック・イプセンが、一八八四年に書き下ろした心理劇『野鴨』(注1)で、登場する医師に語らせた言葉だ。二〇〇七年九月十二日、突然の辞任表明をする安倍首相の表情を見ながら、この台詞を思い出した。
  内閣改造を終えて、国会で所信表明を行ったわずか二日後、衆議院本会議の開始直前のこの辞任劇は、日本の国政史はもちろん、おそらく世界の近代政治史でも前代未聞のできごとだろう。「日本の政治家とはこんなものか」と世界中が、その無責任ぶりに唖然とした。
 同年七月末の参議院選挙で大敗の後の八月の半ばごろから、東京の安倍番記者たちから「安倍自殺 説」が、ベルリンの日本人特派員の間にも届いていた。ために辞任表明後に入院したとの報道に、「あるいは」と、悲惨な自殺で終わるこの古典悲劇をさらに連想した。彼の内閣で現役大臣が自殺していることもあるからだ。
  だが、それもあっさり杞憂に終わった。退院を前に「これからも国会議員を続ける」と述べるのを聴いて、この人物が責任感などとはどだい無縁な俗物でしかないことがはっきりしたからだ。これでは、遺書に「安倍総理、日本国万歳」と書き残した松岡農水大臣(当時)の浮かぶ瀬もあるまい。

 ちょうど二年前のドイツの総選挙で、僅差で敗北したシュレダー首相は、大連立政権構築の交渉を 終えると、いさぎよく国会議員の席も後進に譲って政界を引退し、一介の弁護士となってしまった。「宰相の政治責任の取り方」とはこういったものなのだ。無責任ぶりをさらけ出した後も議席にしがみつく安倍氏のありかたとは見事な対照ぶりではないか。これで安倍氏はおそまつな喜劇の主人公として終わった。政治生命が失われていることが自覚ができない鈍感さは滑稽である。彼は誇り高い野鴨ではなく、恥知らずな家鴨(アヒル)だ。

  「辞任の理由は健康問題だ」と説明している。だが、健康を損ねるに到った根本原因を自覚していないようなので指摘しよう。ほかならぬ彼の歴史認識での「人生の嘘」が奪われ不幸になったからだ。
  イプセンの戯曲では、親友から妻の「人生の嘘」、すなわち娘が自分の実子ではないことを知らされた父親が、娘を愛することができなくなり、父親の愛を取り戻そうとする無実の娘が自殺してしまう悲劇だ。個人生活では、このような「嘘」は秘密のままであったほうが、しばしば幸福であろう。
 だが、イプセンのこの言葉を使い、個人でも「無意識な人生の嘘=自己欺瞞」を自覚することが、 精神の安定に役立つことを指摘したのがアドラー心理学である(以来欧米では、この概念は、社会学や文学でも援用され定着している)。ましてや、南京大虐 殺、沖縄の集団自決と「慰安婦」の軍による強制などの史実を、故意に抑圧する勢力がはびこり、そのことに無自覚である社会が健全であるとはとても言えな い。それは不安で不幸な社会だ。

  不良中学生内閣
 
  安倍内閣が成立した時、わたしは「これは歴史認識で不良仲間の生徒たちが校長室を占拠した中 学校のようなものだ」と喩えたことがある。なにも日本の国会議員諸氏を、まとめて侮辱するつもりはないが、ドイツの議会政治と比べての正直な感想だ。安倍政権の一年を回顧して、この見方が正しかったことは明らかだ。
 もちろんドイツの国会議員にもお粗末な知性の持ち主がおり、日本の議員にも優れた人物が少なく ないことはそのとおりだ。だが平均すれば、両国の国会議員は知性の質で、大学生と中学生ほどの落差がある。くわしく述べないが、その要因としては、まずは政治教育での鍛えられ方の違いがある。特別に顕著な点は、普遍的な人権擁護と、歴史認識についての厳しさでの極端な違いである。「女性は産む機械」などの発言は、ドイツでは田舎の村会議員でも辞職ものだ。
  何よりも、自国の戦 争犯罪を否定したり、相対化する発言は論外である。二〇〇二年に保守党のキリスト教民主同盟のマーチン・ホーマン議員が、地元の集会で、ロシア革命に多く のユダヤ人が参加していたことを指摘し、「この点ではユダヤ人を『犯罪者民族』と呼べるかもしれない」と発言したことが大問題となった。彼は、自会派からの議員の辞任勧告を拒否したため、党籍を剥奪され、たちまち政治生命を失った。メルケル党首(現首相)からは「この思考構造はドイツの民主主義とは一致しない」、また姉妹党のキリスト教社会同盟のシュトイバー党首からは「彼は憲法の枠外にはみだした」と断罪された。ドイツの戦後史で国会議員が党籍を剥奪されるのは初めてのことだ。
 さらにこの「犯罪者民族:Tätervolk」という言葉は、言語学者たちによる毎年恒例の 「最悪の言葉賞」に選ばれる「栄誉」に輝いた。その理由として、まず「集団の罪」というものはありえず、そして、ありもしないものをユダヤ民族に適用する のは、まぎれもない反ユダヤ主義、人種主義であるとの指摘があった。つまり、彼の世界観とは、根強い反共主義と反ユダヤ主義の結合であり、このような歴史 認識は、間違っており過去の亡霊でしかないということだ。だが彼自身は、なぜこの発言が問題であるのか理解できず、世界観の崩壊と政治生命の喪失ですっかり不幸になった。
 こうして彼の発言は「ホーマン事件」としてドイツ政治史に残ることとなった。ちなみに、第一次 世界大戦後に「戦争犯罪でドイツ人に集団の罪というものはない。罪は無責任に戦争を煽った政治家、軍、新聞などの指導部にある」と一九一九年にいち早く指摘したのは、前述の心理学者アドラーである。

  世界が見捨てた 

 では、一国の首相が同様な発言をしたらどうなるのか。安倍首相の「慰安婦強制否定発言」が、国際世論のなかでまったく同じことになった。そもそも安倍内閣の大半の閣僚が、国家主義(日本では靖国派として顕現する)と根強い反共主義の歴史認識の持ち主であり、この点では、冷戦体制崩壊と、その後の経済のグローバル化のなかでの世界的傾向に即したものだ。旧東欧諸国はもちろん、西欧諸国でも反共右派の 国家主義政党が、さまざまな装いで台頭しているのは事実だ。日本も例外ではない。ドイツですら、主に旧東独地域の地方・州議会に極右政党が議席を占めて、 現在でも大きな問題だ。
 ただ、日本では安倍内閣の成立により、彼らが政権を獲得してしまった。「美しい国」をスローガ ンに、教育基本法を改悪し、防衛庁を省に格上げし、国民投票法を実現し、さて一瀉千里に憲法改悪を実現しようとしたのが、ほかならぬ安倍政権だ。この政権がつまずいたのは、「政治と金」や「年金」であると一般的には信じられている。もちろんその要素も大きい。しかしこれらは、この政権の特徴ではなく、以前からの日本政治の構造的問題なのだ。特徴は歴史認識にあった。これが安倍首相のアキレス腱であった。
二〇〇七年二月の米下院外交委員会の慰安婦問題公聴会に関連し、自民党議連で河野談話を見直そうとする動きがあることについて、安倍首相は三月一日の記者会見で「当初、定義されていた強制性を裏付けるものはなかった。証拠はなかったのは事実」と答弁し、さらに五日の参議院予算委員会で「狭義の強制性」を「官憲が家に押し入って、人さらいのごとく連れて行く行為」と定義した。本人はいまだに自覚していないだろうが、これが安倍氏が「人生の嘘を信じ込んでいる」ことの告白となった。外交での安倍政権凋落の始まりだ。
 たちまち欧米のメディアが反発し「歴史修正主義者安倍と背後の極右勢力」に関する報道が始まっ た。さらに、十六日には辻元清美議員の質問書に対する政府答弁書で、同様の回答があったため、慰安婦問題を抱えるオランダのバルケンエンデ首相が激怒し、 日本大使が召喚された。対欧米の外交問題となったため「河野談話遵守」路線へ転換してアメリカやオランダに対応したものの、ことすでに遅しであった。
 
 当時わたしは「政府答弁書は安倍内閣が歴史修正主義の立場を採ることを閣議決定で表明したこと になる。撤回する以外に、国際社会ではいかなる弁明の余地もない」と指摘した(注2)。そのうえで『週刊金曜日』で、オランダ臨時軍法会議の強制売春を裏 付ける史料を連載で公表しつつ、同時に世界の動きも伝えた(注3)。その間、決定的であったのは安倍氏と同様な歴史観の極右議員らによる、ワシントンポス ト紙での広告掲載だ。日本の歴史改竄主義者たちが、その名に恥じない「歴史歪曲の事実=嘘」をわざわざ英文で掲載したのだからたまらない。アメリカで安倍氏を擁護する声はゼロになった。結果が参院選翌日の米下院本会議での「慰安婦問題での日本政府の謝罪要求決議」の反論なしの採択である。これは、アメリカの議会による同盟国日本の安倍政権に対する事実上の不信任決議に等しい。前代未聞の出来事であり、ここでアメリカは日本の極右勢力を、正体見たりと見捨てた。
 参院選惨敗、謝罪要求決議、内患外憂ここに極まり、安倍氏は食も細ったようだ。世界には決して通用しない彼の世界観が破綻したのだ。「史実の銃弾」に翼を撃ち抜かれた、あわれな家鴨となった。こうしてホーマン議員と同じく、安倍政権はその歴史認識で世界世論から排除された。

   信頼回復のために 

 さて福田政権は、安倍改造内閣のお下がりにすぎない。世界に通用しない改竄史観の閣僚、つまり不良仲間の中学生も、そのまま多く残っている。いずれにせよ、二〇〇八年の、遅くとも夏の総選挙までの過渡期政権にすぎない。
 また世界情勢も、〇八年はアメリカの大統領選挙後の民主党政権へ向けて大きく変化する。東北アジアでは、南北朝鮮が和解の歴史的な段階に入る可能性は大きい。小泉、安倍政権の偏狭な歴史観のために、北の核問題での六カ国協議ひとつでも、日本は外交で最後尾のお荷物になってしまっている。「拉致問題」に拉致されてしまって、動きのとれない政権ではいけない。必要なのは北朝鮮との国交樹立を具体的に政策化する政権だ。そこでは北朝鮮だけではなく、アジア諸国の「慰安婦」や強制労働の戦争犯罪被害者に対して国家責任を明らかにし、被害補償を実現する立法も不可欠である。
 それを実現する政府と議会を持った時に、日本の政治も失われた信頼を回復し、世界の大学生の仲間入りができるであろう。不幸の原因たる「人生の嘘」を自覚しない限り、決して人も社会も健康で幸せにはなれないのである。(引用本文おわり)

(以下の注は原文公開当時とずれがあるため現時点のものに改訂しました)
 
(注1)「人生の嘘」は、ノルウェー語:livslognen、ドイツ 語:Lebenslüge、英語:life lie 。引用文はドイツ語訳から梶村が翻訳した。イプセン没後百年(二〇〇六年)に、ノルウェー政府は世界中で彼の作品を紹介した。『野鴨』についても日本語で紹介があった。
(注2)梶村→「天日下の凅轍の鮒」、季刊『中帰連』2007年春号。

(注3)この連載と、そこで割愛された資料全文は、本校掲載後に単行本として週刊金曜日より2008年6月資料集→『「慰安婦」強制連行』として刊行され、この問題の研究基本文献となっている。

さらにその内のワシントンポスト紙での歴史改竄広告に対する批判記事は→英訳が公表「The Final Secret of Japanese war crimeされ、 -->各国政府および国連など国際機関での資料とされている。

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手前みそですが、(注3)の資料集はこの問題での必読書のひとつであるため、古本でも価格は落ちていないようです。少し高価ですが是非ご購読下さい。本当は安倍晋三氏のための文献なのですが、彼は読んでいないようですし、多分読んでも理解できないのでしょう。
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追加です。宇都宮さんの東京各地の勝手連のチラシが昨日あたりからいくつもでて来ているようです。みんなで利用しましょう。

2012年11月15日木曜日

お知らせ:都知事選宇都宮けんじさんの公式情報源です。若者の皆さんよろしく!

さて、みなさま、宇都宮けんじさんを都知事にする「人にやさしい東京をつくる会」の公式情報源がようやく出そろったようです。
以下をそれぞれクリックして下さい。

公式サイト
 ここのサイトの右上にメルマガの登録欄があります。メールアドレスを入れれば最新のまとまった情報が送られてきます。わたしもさっそく登録しました。

公式ツイッター
ここは、フォローがすでに10000を超えていますが、まだまだ増えるでしょう。
 
公式フェイスブック「宇都宮けんじ」

◇公式フェイスブック
「宇都宮けんじさんと東京を変える100万人サポーターズ」

公式ユーストリーム(動画中継サイト)
ここには毎日のように動画が見れるでしょう。

以上は、東京都各地域でサポーターのみなさんがつくる「勝手連」の基本情報源です。
特にデジタル世代の若者の皆さん、よろしくお願いいたします。
昨年のアラブ諸国の開発独裁体制を打倒し、アラブの春をもたらした若者たちの情報戦の武器もこれでした。200万票を勝ち取りましょう。

今日、11月14日の野田首相の衆院解散宣言で、東京は同時選挙になりますので、余計に大変ですが、やりがいも倍増となるといえます。宇都宮さんが都知事に当選すれば、日本の民主主義革命の第一段階です。

このロゴもお忘れなく。



2012年11月12日月曜日

127:東京のオバマ=宇都宮けんじ都知事候補の国会前で第一声/日本の「民主主義多重債務清算」の時

「東京から原発をなくす、東京が変われば日本が変わる、日本が変われば世界が変わる」、その通り!
本日の11/11反原発大占拠集会での国会正門前での東京都知事選に立候補した宇都宮健児氏の第一声は良かったですね。このスピーチの意義を、以下遠くベルリンからコメントさせて下さい。

雨に濡れながら国家前に集まった市民に「人にやさしい東京をつくる」と決意を述べた短いスピーチは、気品があります。
皆さんも是非ご覧ください。 動画はここです→「宇都宮健児氏スピーチ」

なぜ、宇都宮氏が「東京のオバマ」であるかについては、前回11月9日の→「ふたりの笑顔と感涙」をご覧ください。これについて、大沼安史さんはおなじみのブログ→「机の上の空」で、このようにコメントで紹介して下さいました。

宇都宮さんが「東京のオバマ」?!……なるほど(顔も似ている!)!! オバマももとをただせば法律家(ハーバード大学ロースクール)。シカゴという大都市で、貧困など不正義と闘った人だ。
 「ベルリンの壁」、崩壊の日に!……なるほど、歴史はこうして、思いもかけず、一気に、「現実」を変えて行くものか……!

 ふたりの顔が似ているかどうかはともかく、笑おうが泣こうが人格は顔に現れるのはごまかせません。
ふたりとも人権派弁護士として、それぞれの国の憲法を遵守し、基本的人権を弱者のために実現しようと骨身を削る人物であるのは全く同じです。

宇都宮氏、その生き様のドキュメントとして、2006年にNHKが「プロッフェショナル」第五回として、→「人生も仕事もやり直せる・弁護士宇都宮健児」という良い記録があります。
「落ちこぼれ弁護士」であったこの人物が、どのようにして誰もやらないサラ金の多重負債者たちのために、やくざにダンビラをちらつかせられても負けずに闘ってきたかを、その時点で記録しています。暴力団が高利で違法に弱者から巻き上げて検察に差し押さえられた3億3000万円の金を被害者に取り戻そうとしたら、国税局がその一部を滞納税として差し押さえようとし、それに対しても闘うことになるような日本の弱者切り捨ての現実を記録することにもなったという記録です。

この40分の録画はここです。→ 「弁護士 宇都宮健児の仕事」

視聴者のひとりが「これを100万人の人が見れば、都知事になるかもしれない」とコメントしていますが、その通りです。是非とも皆さんネットで紹介して下さい。
この番組でも証言されているように、何しろ彼はパソコンもやらない、すべて手書きのアナログ人間で、都知事立候補で、一昨日からやむなく慣れないツイッターを始めた(これもスタッフたよりでしょうが)ような人です。ですから皆さんがこのような基本的な情報を拡散するのは、大きな選挙活動の応援になるのです。

また、オバマ大統領の「感涙あいさつ」も、わたしが紹介した後で、さっそくYouTube で全部が公開され、数百万のアクセスがあります。
これです。 PresidentObama: "I'm Really Proud of All of You."  

さてついに、東京都知事選が事実上始まりましたので、ここで、ふたりの共通点をもう一つ挙げておきましょう。
それは、政治家として、特に選挙戦では、対抗勢力から「共産主義者、社会主義者だ」とのダーティキャンペーンがでてくることです。
アメリカと日本はどちらも反共主義がまるで国是のような、その点民主主義諸国の中ではかなり非寛容な社会です。今回の大統領選でも「オバマの政策では共産主義社会になる」といったような非難がしつこく繰り返されました。ヨーロッパ社会から見れば、社会民主主義的な政策も、アメリカでは、即、共産主義になるのです。
日本でも、これから本当に無所属である宇都宮氏を「あれはアカだ」といった、ネガティブキャンペーンがでてくるに違いありません。なぜならそれに伝染しやすい言論空間が、閉塞した日本社会ではかなり強いからです。
 ちなみに。ドイツでは、アメリカ大統領選挙は日本よりもはるかに大きな関心がもたれましたが、世論はこの「オバマ=社会主義者」という非難をアメリカ社会の負の面であると受け止めています。それがドイツの公共放送の選挙前世論調査では、オバマ支持が91% であり、ロムニー支持はとるにたらない数%に現れています。オバマ氏が最も人気のある国はドイツだと言われています。

繰り返しますが、 宇都宮健児もバラク・オバマもアカではありません。彼らは憲法で保障されている基本的人権を実現しようと健闘する本物の自由民主主義者なのです。

今日の都知事候補としての第一声で宇都宮氏は、日比谷公園を使用禁止した東京都の措置を批判し「これは憲法に保障された基本権である表現の自由に反する行為だ。わたしが知事になれば許可します」とまず述べたところでも明確です。
これへの参考のひとつとして、良く読まれているベルリンの警察官がいかに市民の表現の自由を義務として保障しているかについての→脱原発デモ報告をご覧ください。デモの擁護者としての警察官の姿を警視庁警察官の皆さんにお伝えするためにも書いたのです。

日本社会の閉塞感はついに危険な段階にまで達しています。フクシマ事故でそれが発火点にまで近づいているようです。わたしはベルリンに38年も生活していますので、いかなる権力も体制も市民の非暴力抵抗の意思表示には、決して立ち向かえないことを体験しています。かつて東欧諸国の市民の粘り強い意思表示が、いかなる暴力装置をも、例えば、大沼氏が指摘しているように、欧州での冷戦をベルリンの壁崩壊で一気に終結させた事実でも世界史は体験しています。

考えてみれば、日本人は明治以来の近代史で、自らの手で自由と民主主義を勝ち取った経験のない 、アジア諸国のなかでも希有な国です。この大きな社会的不作為のツケを市民の一人一人が支払わねばならない時がついに来ました。
民主的日本国憲法はアメリカの占領下で制定されたもので、日本人が自力だけで創り上げたものではありません。一つの例を挙げると占領下の農地解放も敗戦時までの小作人が勝ち取った田畠ではありません。現在の日本全国の荒れ果てた休耕田は、この民主主義獲得の不作為の象徴のように雑草におおわれています。このような戦後史はまるで「民主主義の多重債務社会の荒れ地」のようです。一方で、フクシマ事故で、丹精を込めて実り豊かであった田畠は、放射性物質で汚染され、農家は生産者として想像を絶する冒涜の極みに遭っています。これほどの屈辱は堪え難いものです。限界です。
ここで市民が自覚しなければ、間違いなく再び奈落に堕ちます。 ドイツが20世紀に2度の敗戦と、2度目は徹底した破滅を体験しなければならなかったことを、ここで教訓とすべきです。

来月、市民の連帯の力で、宇都宮健児が東京都知事になれば、今度は政治家としてこの「民主主義の多重債務」を清算するため奮進されるでしょう。日本はそれができる最後の機会に面しています。今日のスピーチにもあったように、もう一度原発事故が起これば日本という国は破滅します。かつての→ソ連邦がそうであったように。
ここで脱原発社会を実現するということは、日本社会がこのような危険な閉塞感から解放され、世界に開かれた民主主義社会となる大きな一歩になることだけは間違いありません。そうして初めて、日本人は世界市民とはどういうものであるかを実感できはじめるのです。そこには、日本社会が体験したことのない解放された現実が開けています。民主主義とは世界的なもの、すなわち普遍的価値なのですから。

 これが宇都宮健児氏の「東京から原発をなくす、東京が変われば日本が変わる、日本が変われば世界が変わる」との意味なのです。問われているのはあなたです。


(追加)サンケイ新聞もしごくまっとうに、 →「出馬予定都宮氏 国会周辺集会で脱原発アピール」-->と報じています。

 宇都宮氏は、脱原発や反貧困を掲げて都知事選に臨む方針。雨の中、国会前でマイクを握り「東京から脱原発を目指すために立候補を決めた。二度と原発事故を起こしてはならない」と強調すると、参加者から大きな拍手が湧いた。

大変良いことです。わたしもサンケイ新聞の現場記者に大きな拍手!。






2012年11月10日土曜日

126:宇都宮健児を東京のバラク・オバマに!!/ふたりの笑顔と感涙 /キックオフ集会のお知らせ

 今日は、11月9日で、1989年のこの日、ベルリンの壁が崩壊し欧州における冷戦が終結した歴史的な記念日です。例年ならばドイツ国会その他での多くの記念行事に目を向けるのですが(この日付は1938年のクリスタルナハトなど、他にもドイツにとって宿命的な事件が歴史上多く起こっているのでいそがしいのです)、今年ばかりはそうはいきません。東京の衆議院議員会館で宇都宮健児氏が東京都知事立候補声明をし、記者会見をしたからです。

そこでベルリン時間で朝7時からの→「人にやさしい東京をつくる会」の記者会見を実況で見ました。少し年配が多かったとはいえ、アメリカの大統領選のように多勢の応援の市民の皆さんも駆けつけた、日本では珍しいすばらしい立候補記者会見でした。
市民派候補ならです。

宇都宮氏は会見で、まず、脱原発を挙げられ、続いて反貧困、教育改革、アメリカ基地問題から尖閣など外交問題まで、東京だけではなく日本全体が直面している公汎でかつ喫緊の重大問題に対する明確な考えをわかりやすく述べられました。聴いていて気持ち良いのでスーッとしました。ただ、弁護士の習い性で書類から手が離れないのが、ドイツの政治家の立て板に水のような記者会見に慣れているわたしには気になっただけです。

宇都宮健児氏 立候補記者会見、毎日新聞、久保玲撮影
その後、ネットでは各報道機関がそれなりに報じましたが、写真では左の→毎日新聞の久保玲記者のものがピカイチでした。そこで感謝してお借りします。
 何という良い笑顔ではないですか!




みなさん、これほどの笑顔をみせる日本の政治家をご存知でしょうか?わたしにはこの人物の心の明るさがでているように見えます。

さて、そうするうちに飛び込んで来たのが、この写真です。
President Barack Obama tears up while addressing campaign staff at his re-election headquarters in Chicago. The president swung by the campaign hub the morning after Election Day.
これは、今週6日の火曜日に大統領に再選されたオバマ氏が、一夜明けた7日の朝、地元シカゴの選挙本部で対策のスタッフに、文字どおり上着を脱いでお礼を述べている際に、思わず涙を流した時のものです。5分ほどの動画とこの写真は、学生「応援団によるインサイド」記事からのものです。

日本語では、これについて東京新聞が共同配信記事を次のように伝えました。
ーーーーーーー

--> オバマ米大統領が感涙 再選翌日運動員前に演説中

--> 【ワシントン共同】再選を果たしたオバマ米大統領が選挙翌日の7日、地元シカゴの選対本部で運動員の苦労をねぎらう演説中に気持ちの高ぶりを抑え きれず、涙を流す場面の映像が8日公表された。大統領は「あなたたちを心から誇りに思う」と言いながら、右目から流れた涙を指でぬぐった。
 草の根組織を活用、選挙戦を優位に進めて再選につなげたオバマ陣営は選挙後、あらゆる機会をとらえて運動員への感謝を表明している。
 オバマ氏は、20歳代でシカゴに移住し貧困地区住民の支援をしていた時期の思い出を語りながら「皆さんは私よりずっと優秀でしっかりしており、有能だ」と語りかけた。

ーーーーーーーー
 オバマ大統領が、感涙を見せたのは→ニューヨーカーのコラムによれば次のように語った時です。
-->
And that’s why even before last night’s results I felt that the work that I had done, in running for office, had come full circle. Because what you guys have done proves that the work that I’m doing is important.
I’m really proud of that. I’m really proud of all of you.
That’s where Obama’s tears started. And then the applause.
ーーーーーーーーー

これを見て、わたしが気付いたのは、宇都宮氏とオバマ氏との確かな共通点です。このふたりは東京とシカゴで長く貧困な人々のために身を砕いてきたのです。
 再選されたオバマ氏が一夜明けて選挙スタッフを前に、おもわず苦労を思い出して涙を流すこの場面に、彼の原点の姿を見る思いがします。ひとびとがこのふたりを信頼するのはここで磨かれた人格のゆえなのです。
バラク・オバマ氏がアメリカの大統領に再選され本当に良かったと、わたしも改めて思いました。

 みなさん、12月16日には市民みんなの力で、何としても宇都宮健児氏に東京のバラク・オバマになってもらいましょう!
そして、彼の感涙の姿を是非とも見たいものです。

誇張ではなく、この選挙は、日本だけでなく世界中で注目されることは間違いありません。日本の「永田町政局ボケメディア」が気付かないだけです。

ドイツのメルケル首相は、オバマ氏再選の祝辞で「ベルリンへの訪問をお待ちしています」と、大変愛想よく述べましたが、オバマ大統領は、日本訪問で宇都宮東京都知事と
会見することになるかもしれません。 個々の政策では対立があっても、外交は人格で行うものなのです。ふたりは必ず意気投合するでしょう。
  宇都宮氏は記者会見後に→TokyoMXとのインタヴューに答えて、「ここで大切なのは物質的な復興ではなく、人間の復興である」と強調しています。「人間の復興」とはヒューマニティー/人間性の復興のことです。これは宇都宮・オバマ両氏の共通根なのです。
政治の根はここにあるべきなのです。

ここまで書いた時に、以下の11月14日の東京での選挙戦「キックオフ集会」の案内が、メールで送られてきましたので、転載します。東京のオバマの応援に押し掛けて下さい。
ただ、ベルリンからの余計な気遣いですが、 この東京中野の大ホールは、そうはいっても1300席しかないので、入りきれるのか心配です。

以下引用です。

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 みなさま、お疲れ様です。

いよいよ、脱原発の知事候補、宇都宮さんが出馬を決意されました。
先日、梶村さんがブログにて書かれていましたが、ついに宇都宮さんが出馬を決
意されました。

みなさまご承知のように、宇都宮さんの数々のお仕事は、社会的弱者の立場に寄
り添ったもので、とても人望の厚い方です。

どうぞよろしくお願いいたします。

以下、転送・転載歓迎です。

よろしくお願いいたします。

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【転送・転載大歓迎!】

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□■□■     東京を変えるキックオフ集会          □■□■
■□■  宇都宮けんじさんとともに人にやさしい東京を!  □■□
□■       11.14(水)19:00~なかのZERO        □■
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□

 宇都宮けんじさんは、多重債務問題をはじめとして、弁護士として
貧困問題の解決に長く情熱をそそいできました。リーマン・ショックの
あった2008年には「年越し派遣村」で名誉村長をつとめ、その後、
完全無派閥の弁護士としては初めて日弁連の会長となりました。だ
れもが人間らしく生きられる社会をもとめ、宇都宮けんじさんは、貧困
の根絶や人権擁護、震災と原発事故による被災者支援や脱原発の
活動に、積極的に取り組んでいます。
 宇都宮けんじさんが、市民といっしょになって目指す社会は、「人に
やさしい東京」です。その実現のための第一歩となるキックオフ集会に、
ぜひ、お集まりください!


◆東京を変える4つの柱◆
1 原発のない社会へ――東京から脱原発政策を進めます。
2 誰もが人らしく生きられるまち、東京をつくります。
3 子どもたちのための教育を再建します。
4 憲法のいきる東京をめざします。

★日時:11月14日(水)19:00 (開場18:30)
★会場:なかのZERO 大ホール
    中野区中野2-9-7
    ※JR・東京メトロ「中野」駅 南口徒歩7分
    http://www.nicesnet.jp/access/zero.html

★出演:宇都宮けんじ

★応援出演予定者
雨宮処凜(作家)、松元ヒロ(コメディアン)ほか多数。

★主催・問い合わせ先
人にやさしい東京をつくる会
東京都中央区銀座6-12-15 COI銀座612ビル 7F階東京市民法律事務所内
TEL.03-3571-6051
http://utsunomiyakenji.com
twitter:@utsunomiyakenji
 



2012年11月8日木曜日

125:いまこそ市民こぞって宇都宮健児東京都知事を実現しましょう/宇都宮氏がツイッター始める

 なにも前回でわたしが強く望んだからではありませんが、宇都宮健児弁護士が東京都知事出馬の決意をされたようです。明日、東京で出馬宣言の記者会見があるとの報道もあります。
東京新聞は先ほど→「宇都宮氏出馬へ」とし、「『反貧困ネットワーク』の代表を務め、反原発などを掲げると見られる」と伝えました。
これは日本にとって大変喜ばしいことです。
そこで、日本のメディアでは知名度が不足しているといわれてもいますので、とりあえず宇都宮氏がいかなる人物であるかをかいつまんで紹介しておきます。

まずはヴィキペディアの→宇都宮健児です。ここには人物として「 大分県に入植した当初は家族とともに電気もない土地を開墾する勉強スポーツ共に秀で親類と話し合った結果中学から熊本県に移り住む親を楽にさせたいとい思いからプロ野球選手を志したが体格的な問題から中学1年時に断念し勉学に打ち込み東京大学に合格経済的な理由から入寮した駒場寮では当時学生運動が盛んで寮生らと議論を重ねる中で弁護士を志す-->」とあります。 これが傷痍軍人の貧困家庭に生まれた氏の原点です。

2010年に日弁連会長になったときに、サンケイ新聞が人物ルポを載せています。
→日弁連会長都宮健児さん 「人間は他人ためにがんばれる
 村島有紀記者が弁護士としての苦労を紹介した優れた人物ルポです。サンケイ新聞には都知事候補としての宇都宮氏を、この調子で紹介報道してほしいものです。
朝日新聞や毎日新聞も決して負けないように!

もうひとつ、異例の日弁連会長選挙で会長に当選した後の2010年5月のパネルディスカッションに参加された時の15分ほどの動画があります。
  --> 新しい時代をつくるパネルディスカッションより日本弁護士連合会会長→宇都宮健児さん
 上の写真はこの動画からお借りしたものです。感謝します。この短い記録だけでも宇都宮氏が弁護士法を体現しているの生き証人であることが確認できます。

氏は立候補にあたって、脱原発についても断固とした決意を述べられるでしょうから、これについてはそれを待ちましょう。いまこそ東京都民だけでなく、日本全国の市民がこぞって、まずは宇都宮健児東京都知事の実現に参画しましょう。ここで石原慎太郎無責任居士に「こんなことになるなら辞めるのではなかった」と一泡吹かしてやりましょう。

しかし勝敗は問題ではありません。勝とうが負けようが、参画する市民ひとりひとりのエネルギーが明日の日本を築くのです。生きた民主主義の実現とは市民参画の過程/プロセスそのもののことだからです。
 脱原発基本法の実現も、またフクシマ被曝者の救済に関する諸法も結集した市民運動のエネルギーがあってこそ実現するものです。脱原発総選挙への格好の前哨戦です。

追加です。宇都宮さんが先ほどから慣れないツイッター始めました→ここです
沢山フォローしましょう。