まずは、開会式の様子を早速感動的に伝えたニコニコニュースから写真とともに一部を引用させて いただきます(以下いつものとおり青字は引用文です):
挨拶する富塚君 |
小学校4年生の富塚悠吏君が登場。福島への応援メッセージを掲載するブログ を開いている富塚君が、
「国の偉い人達に言いたいです。大切なのは、僕たちの命ですか、それともお金ですか。僕は病気に なりたくはありません。僕には将来の夢があります。科学者などの専門家になって環境にやさしいエネルギーの開発や何か人の役に立つ仕事をしたいです。その
夢を叶えるため、僕は健康に暮らしたい。絶対死にたくありません。皆さん、子どもたちも原発は要らないと思います」
とスピーチすると、会場からは2時間にわたって行われた開会式で最も大きな拍手に包まれた 。
いやはや、素晴らしいですね。これで会議の成功は決まったようなものでしょう。
富塚君は、汚染が激しい郡山から横浜に避難しているとのことです。
わたしは、つい最近、チェルノブイリの事故でベラルーシの汚染地域の村を挙げての住民移住プロジェクトを、20年以上も成功裏に続けているドイツのビュルグマン医師の話を聴いたのですが、かれはプロジェクトが成功したのは子供の存在であるとし、「子供は放射能汚染の闇夜で光るホタルのようなものだ。かれらが目印として大人を導いてくれる」と長い体験から述べました。
富塚君、君たちはフクシマ事故の闇夜の希望のホタルだ。
明日うらしまとしては、君たちと一緒にドイツの友人たちに案内してもらってベラルーシの希望の移住村を訪ねてみたいものです。その村は、風力発電で電力は余っているとのことです。
開会の挨拶をする吉岡実行委員長 |
「大切なものは僕たちの命ですか?それともお金ですか?僕は病気になりたくはありません。僕には将来の夢があります」
福島から横浜に避難している小学生が多くの聴衆を前にこう訴えました。「原発のない世界」を目指し、世界およそ30か国からエネルギーや放射線の 専門家らおよそ100人が意見を交わす「脱原発世界会議」が14日から横浜で開かれています。日本の市民団体主催によるこの会議、初日の14日は開会前か ら多くの一般参加者が会場に列を作りました。
「何かできないかということで、この原発について。署名を自分たちで作って集めようということで」
「前からいろいろ危ないという話は聞いていて、だけど、そんな本格的に考えたことがなくて。自分は学習したいというふうに思い・・・」
14日の会議ではドイツの原子力安全委員会の元メンバーらも交え、東京電力・福島第一原発事故を検証。ヨーロッパでの再生可能エネルギーの実践例やチェルノブイリ原発事故などをめぐってもさまざまな議論が行われました。
「次の30年間で再生可能エネルギーに全世界のシステムが変わるでしょう。(脱原発は)日本でも可能です。これは政治的決断の問題であり、再生可能エネルギーをどれだけ発展させるかだ」(ミヒャイル・ザイラー元ドイツ原子力安全委員)
ドイツでは福島の原発事故の影響を受け、“脱原発”の動きが一気に加速。去年、「脱原発法」が成立し、2022年までに全ての原発が段階的に廃止されます。
現在、日本はアメリカ、フランスに続いて世界で3番目に多くの原発を抱えています。日本もドイツのように原発に頼らず、再生可能エネルギーへの転換に大きくかじを切ることは可能なのでしょうか。
「日本社会全体が大幅に遅れていたということ。完全に20世紀型の考えで、産業界も政府も政治家もとどまっていた。エネルギー政策上、原子力発電というのはもう今や完全に時代遅れなんです」(環境エネルギー研究所 飯田哲也所長)
こうした中、四国電力・伊方原発2号機が定期検査のため、13日夜遅く停止しました。これで四国の電力供給の4割を担う伊方原発は初めて3基の原子炉全てが停止する状態となりました。
「原発事故というものに奪われてしまった私たちというものを見てほしい。それでもあなた方は原子力発電に頼るんですか」
会議には日本が原発輸出を目指すヨルダンからも反原発の立場の国会議員が参加、会議では「脱原発は世界全体で考える視野が不可欠」として各国の連携を呼びかけています。(14日17:30)
明日2日目の15日の会議の様子もインターネットの中継でできるだけ見ようと思います。ここです:
http://npfree.jp/tv.html
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さて、もう一つ、会議に参加しているドイツの緑の党の欧州議会議員のレベッカ・ハルムスさんは、ゴアレーベンの反原発運動出身の政治家です。
彼女とゴアレーベンの市民が世界会議とその後の日本各地での脱原発運動の現場でのワークショップにも招待されていると最近地元のネット紙が詳しく伝えています。
そこにはほかならぬ原子力情報資料室のおなじみの澤井正子さんが同地での闘争に参加するため訪問したときの写真とともに資料室の活動が紹介されています。
澤井さんも若い頃からよく知っていますが、日本の反原発運動の大黒柱である資料室のその礎のひとりの人物です。この写真でも元気そのものですね。
ゴアレーベンでの澤井さん(中) |
http://wendland-net.de/index.php/artikel/20120109/fukushima-wendlaendische-atomkraftgegner-in-japan-25579
とりあえず、これまで。この項さらに続きます。
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追加;
ほら来た。がんばっている東京新聞の記事です。デモにはドイツのコブレンツのプラカードも見えますね。世界市民の連帯が世界を変える。子供が最大の味方であり、原発村はそこで既に負けています;
初日は有識者や避難中の福島県民ら約五千人が参加。福島第一原発事故などをテーマにした討論会や、歌手の加藤登紀子さんのコンサートなど二十のイベントが
あった。会場内では「原発に頼らない地域づくり」などをテーマに一般市民らが百以上のブースを設け、来場者と意見交換。会場付近では、市民ら約四千五百人
が原発の廃止を訴え、デモ行進した。
開会式では、前福島県知事の佐藤栄佐久氏が、知事在任中に発覚した東京電力の原発トラブル隠しなど、原発事故以前から多くの問題が起きていた点に触れ、「国民の安全を確保する能力のない日本で、原発を続けてはならない」と強調。
福島県郡山市から横浜市へ避難している富塚悠吏(ゆうり)君(10)は「科学者になりたい。夢をかなえるために健康でいたい。子どもも原発はいらないと思っている」と訴えた。
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