tag:blogger.com,1999:blog-28622969313057735822024-03-13T23:32:21.015+09:00明日うらしま在ベルリンジャーナリスト・梶村太一郎の反核覚え書き梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.comBlogger387125tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-48568075451428984802018-11-02T03:56:00.001+09:002018-11-04T02:06:33.780+09:00353:メルケル首相の戦略的撤退宣言はなぜ立派であるのか ドイツのメルケル首相が、今週の月曜日の10月29日に「12月に予定されている党大会では党首への立候補はしない。首相の職は次の総選挙までの2021年秋までは続けるが、それを機に政界から一切引退する」と宣言したため、今年で13年になる「メルケル首相時代の終わりの始まり」として世界中で大きく報道されました。
「撤退宣言」を表明するメルケル首相
この記者会見は、前日に行われたヘッセン州の州議会選挙での自党CDU・キリスト教民主同盟の大敗を受けたものです。同党はこの選挙でかろうじて第1党の立場を保持したものの得票率を11%以上失い同州で史上最低の27%まで落ち込んでいます。
その主な原因が2015年の難民問題以来のベルリンの連邦政府の連立与党間の引き続く不和混乱の結果であることへの責任を取ってのこの日の宣言となったものです。
この日のヘッセン州州首相との共同記者会見(写真)の全動画梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-23031410726072536102018-09-18T03:07:00.000+09:002018-09-18T03:07:05.818+09:00352:Fotobericht:日本軍「慰安婦」メモリアル・デー in Berlin / Mahnwache am 14. August Es ist sehr spät geworden.Folgende sind Fotos am 14.Augst 2018 aus Berlin.
大変遅くなりましたが、本年度のベルリンでの「日本軍『慰安婦』メモリアル・デー」の写真報告です。今年は「少女像」が登場し、また例年通り国際色豊かなアクションとなりました。
文末に「しんぶん赤旗」の記事も添付しておきます。
梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-25481429885893516862018-08-11T21:12:00.000+09:002018-08-12T06:47:03.909+09:00351:予告:日本軍「慰安婦」メモリアル・デー in Berlin / Mahnwache am 14. August
昨年2017年のメモリアル・デー
恒例の8月14日に行われる「日本軍『慰安婦』メモリアル・デー」が本年も来週の火曜日に、今年も以下のようにベルリンのブランデンブル門前のパリ広場で開催されます。
今や世界各地で伝統となったこの活動は、ベルリンでも今年も日韓の女性団体の主催で、ドイツやアジアの国際的NGOの協賛で行われます。
本年はドイツも熱波の来襲のため、開催時間を少し遅らせてあるようですが、今のところの予報では暑さも少しは和らぎそうですので、こぞって参加を呼びかけます。
詳しい情報は主催者の→Facebook-フェイスブックで確認してください。
これについてはこのブログでも毎年、2013年から写真報告していますが、→昨年の行動の写真はこちらです。
今年も相変わらず活発なものになりそうです。
ちなみに、日本で昨今、そのセクシャルマイノリティー梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-8832306299081741202018-07-15T02:24:00.002+09:002018-08-04T06:11:25.015+09:00350:追悼:クロード・ランズマン氏・20世紀絶対無二の記録映画『ショアー』作者 日々の雑用にかまけているうちにかなり遅くなりましたが、日本ではあまりにも情報が少ないと思われるので、ぜひとも読者の皆様にお伝えしたいことがあります。
先の7月5日、クロード・ランズマン氏がパリで亡くなりました。92歳。
晩年のClaude Lanzmann DPA
彼には多くの映画作品と著作がありますが、なんといっても世界中に衝撃を与えた映画『ショアー』(1985年)の作者としては、日本でも知られているところです。
わたしも1986年のベルリン映画祭でドイツで初めて上映された時から、歴史認識におけるナラティブ・証言の価値に関して決定的な影響を受けました。
ナチスによるユダヤ人大虐殺をして、被害と加害の体験者の証言で、40年後に否定しようもない現実として世界に提示した20世紀の歴史の闇の実態の絶対無二の記録映画であるからです。
ドイツやかつてのドイツ軍の占領下には梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-44491987036632903672018-06-23T23:31:00.000+09:002018-06-24T01:28:09.327+09:00349:沖縄戦終結73年記念日に・小田実対論『正義の戦争はあるか』を紹介します
本日6月23日は沖縄では悲惨な沖縄戦終結73周年を記念して島民をあげての追悼式典が行われました。
以下のビデオは、今から18年前の2000年8月15日の日本の敗戦55周年記念日の前日の14日にNHK・BSで放送されたものです。小田実氏はそれから7年後の2007年7月に亡くなりました。
このビデオは初放送から10年後の2010年12月11日にBSのアーカイブから選ばれ、オリジナルにプロデューサーの坂元良江氏(テレビマンユニオン)のインタヴューによる解説も加えて放映されたものです。それが最近→You Tubeで見ることができますので紹介させていただきます。
この番組制作にあたりドイツでの取材企画にはわたしも全面的に協力して、また通訳もしましたので特に思い出の多いドキュメントです。
沖縄戦の記憶が70年を超えてもますます厳しくよみがえり、平和な世界への祈念がますます強まっ梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-145383465003712392018-06-10T02:49:00.000+09:002018-06-12T09:13:02.017+09:00348:米朝首脳会談を前に・ベルリンから見た「拉致問題に拉致された日本社会と外交」の陥穽・カナダG7で孤立するトランプ氏にハシゴを外された安部首相 (この項の見出しは12日に後半を変えました。また二度にわたって追加加筆があり長くなっています。)
さて、いよいよ明後日の12日、世界中が注目する米朝首脳会談がシンガポールで始まります。
レイキャビック会談の米ソ首脳 ヴィキペディアより
このトランプ大統領と金正恩委員長の初めての首脳会談が、1986年すなわち32年前のレイキャビック会談でのレーガン米大統領とゴルバチョフソ連邦総書記による会談が、史上初で唯一の実効性を持った核軍縮条約を実現し、欧州における冷戦終結へつながったような歴史的なものになるかは、全く予想不可能です。
レイキャビック会談には、二つの核大国間の水面下での長く深い交渉が前提としてあったことに比べると、今回の首脳会談は、とりわけアメリカ側の準備が驚くほど付け焼き刃で、トランプ氏のパーフォーマンス外交だけに頼っていることから、成功には甚だ心もとないものがあり梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-49245336367793764082018-05-04T04:10:00.000+09:002018-05-09T06:17:31.715+09:00347:カール・マルクス生誕200周年記念日 スパースターの妖怪が再び世界を徘徊か(5月4日訂正:この投稿は、うっかり日付が1日間違っていましたので、訂正します。また後日、興味あることあれば幾つか追記することがあるかもしれませんので、またご覧ください。)
明日の2018年5月5日は、カール・マルクスの生誕200周年記念日です。彼が生まれ育ったドイツ西部のトリーア市を中心に地元のラインラント・プファルツ州では州を挙げての記念事業が鳴り物入りで始まります。日本のメディアでもかなり報道されることになると思います。
まずは、中国政府からの贈り物として中国共産党の芸術家の手になるマルクスのかなり大きな立像がトリーアで5日に除幕されます。除幕までは顔の部分だけが公開されています。
本日除幕されるマルクス立像の頭部 dpa
ところが、5月4日ドイツのペンクラブはトリーア市長に→公開書簡を送り「ノーベル文学賞を受賞しながら釈放されずに昨年獄中で死亡した梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-79392301014647605472018-04-17T03:16:00.001+09:002018-06-10T01:00:11.052+09:00346:歴史改竄者集団安倍内閣の再破綻を前に。「人生の嘘・生き延びるための嘘」再録 2011年に始まったシリアの内戦は、冷戦終結後の最悪の継続危機となり、一昨日の米英仏による爆撃で国際法が踏みにじられる惨状となっています。
ドイツのある歴史家による、これは欧州の宗教改革勃発後の→30年戦争当時の構造と似ているとの考察があります。
当時のプロテスタントの勃興による新旧教会の争いに乗じて欧州の覇権勢力が介入して中央ヨーロッパは荒廃の極に至りました。冷戦終結後の中東危機は、イスラム圏内の宗派対立に覇権勢力が介入して泥沼になっていることから、確かにその通りだと考えさされているところです。
30年戦争での残虐行為の絵図「縛首の木」ヴェキペディアより
この戦争の中心となった当時のドイツは最大の犠牲を払い、その犠牲の上に近代史の国際平和条約の基礎となったウエストファーレン条約が実現しました。このように考えれば現在の世界情勢はちょうど400年前に似た新たな苦難の時代に梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-42450158500226489172018-04-07T05:36:00.000+09:002019-05-09T16:05:00.115+09:00345:セピア色の「日本の地方」。映画『港町』想田和弘監督によせて 本日4月7日より、本年度のベルリン映画祭招待作品である想田和弘監督の観察映画『港町』の上映がようやく日本で始まります。
わたしは今年は映画祭前の試写会の時期にベルリンを不在にしていたこともあり、映画祭の本番でこの作品をようやく観て非常に深い印象を受けました。
同作品は、映画祭でも非常に評判が良く、ドキュメンタリー部門での入賞も密かに期待していたのですが惜しくも逃しました。。
そこで都合つく方にはこれだけは是非見ていただきたく紹介させていただきます。
作品の→公式ホームページ、 →Twitter、→上映の予定などはこちらです。
牛窓の老漁師と猫の対峙の場面をセピアで
ところが実に申し訳ないのですが、この作品のわたしからの感想は、「深い印象を得た素晴らしい作品である」ということ以上には控えさせていただきます。
理由は二つあります。一つは舞台である岡山県の古い梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-56661422586937952042018-04-06T00:00:00.000+09:002018-04-07T05:37:39.369+09:00344:日本の女性差別の汚名を雪ぐため、相撲協会は人命救助した女性たちの表彰式を土俵上で行うべし 昨日までは、欧米メディアでは日本からのニュースとして満開の桜を愛でる「美しい日本」の報道が続いていたのですが、本日4月5日には一転して「醜い日本」の報道一色となってしまいました。ほかならぬ大相撲春巡業先で倒れた舞鶴市長を救命しようと適切な処置を施しつつある看護師と思われる女性たちを「土俵の上から降りてください」と追い出したスキャンダルです。
一斉に報道されている膨大な報道の中から、主要メディア からいくつかあげるだけでも、→ガーディアン、→BBC、→ニューヨークタイムス、→シュピーゲル、→フランクフルター・アルゲマイネなどが、中にはYou Tube の幾つかの動画を編集なしにそのまま電子版に掲載し、「穢れのある女性は土俵がに上れない」ことの背景まで詳しく報道しています。ですからすでに世界で非常に大きなニュースとなってしまっています。
この動画を見たところ、一人の女性は動画の初め梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-76755162600077072272018-03-25T07:29:00.000+09:002018-10-01T22:39:06.661+09:00343:森友事件:「いかんせん妻の乱れの苦しさに・・・」安倍首相は祖先の故事に学ぶべし
いかんせん妻の乱れの苦しさに 夫の嘘はほころびにけり
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厳しい国際情勢にもかかわらず、安倍内閣は全くそれに対応できる状態ではなく、ますます窮地に陥っていますが梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-28898701172241320542018-03-17T04:13:00.000+09:002018-10-01T22:31:35.432+09:00342:腐りきった日本の「歴史の改竄・修正主義」とは何か? 一例としての西尾幹二氏のドイツ批判
日本からの情報によれば、このところ連日、東京の国会や首相官邸付近だけでなく全国各地で人々が森友問題で安倍内閣総辞職を要求して抗議活動が起こっているとのことです。
(追加:京都でも若者たちが中心に元気に賑やかなデモをやっていますね。「親子連れも多かった」との報告も見れます。それが市民の本当の姿です。→内閣総辞職を求める京都アクション)
民主主義社会では権力の源泉は有権者であり、在住外国人や未成年者子供も含めた市民です。その認識が欠落している安倍政権は世界の民主社会の市民から笑い者になりつつあります。
ところでこの間、国の行政機関としては要の一つである財務省による公文書の改竄が連日メディアの見出しになっています。これは明白な国家犯罪です。正しい情報は民主主義の血液です。それが偽物となれば民主主義は必ず死滅します。その意味で日本の民主主義は、安倍政権のもとで腐り梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-83223013720348917662018-03-14T04:15:00.004+09:002018-03-21T02:41:32.726+09:00341:「安倍政権はコンポストで肥料にすべき腐ったSushiである」ドイツでも森友公文書改竄の報道始まる ドイツでようやく新連立政権が成立します
昨日、週明けの3月12日に、ようやく難航したドイツの新政権の連立協定が、3党の党首によって署名されました。国会での署名式に先立って新政権の党首たちがベルリンの連邦記者会議で長い記者会見を行いました。世界中の記者たち数百人が押し寄せて、質問も多いので答える方も大変です。
左からゼーホファー、メルケル、ショルツ各党首
何しろこの政権成立は昨年の9月24日の総選挙以来、ドイツの戦後史では前代未聞の半年近い時間のかかった難産でしたので、さすがのメルケルさんもホッとしたのか、近くで見るとこの日は疲労が隠せない様子でした。
ここに至る途中経過については、『世界』2018年2月号への梶村の寄稿→「ドイツは社会の亀裂をいかに継ぎ留めるのか」を参考にしてください。(うっかり2016年の寄稿と間違えていましたのでお詫びして訂正します。梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-14308770236852385292018-03-11T22:51:00.000+09:002018-03-13T01:52:57.769+09:00340:フクシマ7周年写真報告:ベルリンで「核の鎖を断ち切ろう!」かざくるまデモ Bilderbericht von KAZAGURUMA-Demo in Berlin 10.3.2018.被災者を忘れてはならない
集会開始前の予行演習に集まるデモ隊
フクシマ原発事故7周年を前にした昨日2018年3月10日の土曜日、ベルリンで恒例となった反原子力デモが今年も多彩で元気にしつこく行われました。
わたしは昨年度だけは風邪引きで参加できませんでしたが、2016年とそれ以前の写真報告は→こちらで見ることができます。
今年のデモは共同通信の配信で→沖縄タイムスを始め全国の地方紙がこぞって写真付きで報道しています。
ただ、そこでは参加人数が200人となっていますが、主催者側では300人以上、配られた風車は800とされています。わたしの見たところでも、3時間を超えるデモへの参加者は延べにして300人は超えています。
以下の写真でわかりますが、子供達も多数参加しており、ドイツの反核市民運動の世代を超えて続けられる良き伝統がここにも継続していることが確認できます。市民運動の根強さの原点です。今年の梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-58984703347077057602017-11-20T23:30:00.000+09:002017-11-21T12:48:13.682+09:00339:ドイツの連立予備交渉が自民党の逃亡で破綻、戦後最長の政治危機へ 本年9月24日のドイツ総選挙の日に速報として報告した通り(
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梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com3tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-5945109183166504752017-10-29T22:39:00.001+09:002017-11-03T22:36:22.122+09:00338:ベルリンフンボルト大学で「慰安婦」問題映画月間Women’s Bodies as Battlefieldが始まります。追加記事あり。 ここベルリンでは、来る11月1日からWomen’s Bodies as Battlefieldと題された、いわゆる日本軍「慰安婦」、正確には日本軍性奴隷の被害者に関する映画五本が、映画月間としてフンボルト大学で毎週水曜日の19時から5回にわたって上映、紹介されます。
主催と共催は大小の国際的NGO11団体です。それにふさわしく、紹介される映画も韓国、中国、フィッリピン、インドネシア、台湾とアジア諸国の作品で非常に質の高いものです。英語の字幕、ないしはナレーション付きでインドネシアの作品だけはドイツ語字幕付きですが、どの映画にも不可避的に日本語が出てきます。それはなぜでしょうか?
この問題は、近年の日本のメディアでは、あたかも日韓間だけの問題のごとく扱われていますが、それは大間違いであることがこの上映会でもわかるはずです。多くのアジア諸国との問題なのです。
しかも旧日本軍だけで梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-86120120770145963982017-10-29T21:11:00.001+09:002018-05-12T23:26:58.661+09:00337:ルター宗教改革500周年記念日への寄稿です。追加情報あり。 明後日の2017年11月31日はマルティン・ルターが宗教改革を始めて500周年記念日となります。これに関しては、その前後に日本のメディアでも少しは報道されるとは思いますが、一般的に関心は薄いと思われます。
(31日:文末に情報を追加しました。)
わたしはルターが宗教改革を始めたエルベ河畔のヴィッテンベルク市をこの春訪ね、その歴史的意義について日本史との関連も含めて日本のミニコミに寄稿しましたので、それを紹介いたします。 掲載誌は6月に発刊された⇨季刊戦争責任研究の付録の⇨Let`s 88号に掲載されたものです。クリックしてご覧ください。
以下クリックして@font-face {
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font-family梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-22641341145436373832017-10-29T03:16:00.001+09:002017-10-29T06:03:37.154+09:00336:松井一實広島市長ベルリン講演のお知らせ。Vortrag des Büugermeisters von Hiroshima in Berlin お知らせです。広島市の松井一實(まついかずみ)市長が、近くベルリンの大学の講座の一環として、核軍縮について講演されます。滅多にない機会ですのでご参加ください。
2017年11月10日午前10時からで、講演は英語で行われ、質疑応答にはドイツ語通訳がつきます。 会場は以下の写真をクリックしてご覧ください。
参考として、今年の8月6日の松井市長による広島市平和宣言とその報道は⇨こちらです。
梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-83173987739929856272017-10-15T22:41:00.000+09:002017-10-17T06:17:29.047+09:00335:講演「難民・移民・アイデンティティ=ドイツの経験」2016年10月の紀要掲載のお知らせと補足 読者のみなさま、
昨年夏からこのブログへの投稿が1年ほど途絶えていた大きな理由は、1昨年2015年秋からの難民問題に注目して、その報告を『世界』などの活字媒体に連続して執筆していたことが大きな理由です。
またそれに加えて、立命館大学の国際言語文化研究所で、昨年2016年10月に行われた連続講座⇨「越境する民・変動する世界」の企画のひとつで講演をしたことなどで訪日して、いささか落ち着かない状態でした。
それに、なりよりも横文字の資料文献を読む速度が年齢相応に鈍化しており、読書中にこの写真のような膝の上の猫のアズキと一緒に眠ってしまうことも増えています。明日うらしまもいよいよの老化にはいかんともしがたしです。
さて言い訳と愚痴はこれだけにして、上記の昨年の連続講座の講演のすべてが掲載されている同研究所の紀要第29巻1号がようやく出版され、同時に⇨すべてがネットで閲覧でき梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-28267207594756854302017-09-25T02:48:00.001+09:002017-10-29T02:54:50.939+09:00334;速報:メルケル政権は継続し大連立は崩壊、社会民主党は下野へ。次期はジャマイカ連立政権か。 先ほどドイツの総選挙の投票場が閉められ、最初の窓口調査の結果が出されましたが、極右政党が予想最大限の13%を超える得票率を得て、初めて連邦議会に第3党として進出しました。
同時に大連立政権を組んでいたキリスト教民主・社会同盟CDU・CSUと社会民主党SPDの二大政党が、CDU-CSUは33%強、 SPDは20%強と大きく得票率を失い、いずれも史上最低の得票率となることがほぼ確定しました。
これによりドイツの国政での政治配置は、1990年のドイツ統一以来の大きな地殻変動を起こし、大連立の度に凋落する社会民主党は、計算上は大連立を続けることができても、土台から立て直すために下野し、野党第1党となる選択をするとシュルツ党首が宣言しました。従って大連立は崩壊しました。
これにより極右の「ドイツのための選択肢-AfD」は野党第1党とはなれず国会で、封じ込まれる立場となります。
開票の梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-15198817839573279932017-09-24T07:22:00.001+09:002017-09-24T21:15:36.586+09:00333:ドイツ総選挙での極右の進出に大騒ぎしないようにしましょう 本日9月24日は、ドイツの総選挙の投開票日です。
この写真は22日にあったSPD・社会民主党のベルリンでの選挙戦の最終日の選挙集会の様子です。ベルリンで最も由緒あるゲンダーメン広場で行われました。推定で4000から5000人ほどの参加者でした。(写真はすべて梶村です)
アンゲラ・メルケル首相に対する対抗馬として同党が擁立したマーティン・シュルツ前ヨーロッバ議会議長も、かなり力の入った演説を50分近くしました。
会場に掲げられた選挙スローガンは未だに差のある「男女の賃金を平等にせよ」というものです。
また、この日の特別な応援ゲストは、日本でも⇨「黄色い星を背負って」などの著作で知られているインゲ・ドイッチュクローンさん(1922年生まれ)でした。
彼女については4年前の前回総選挙の結果が出た際の報告にも日本の秘密保護法との関連でこのブログにも登場して梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-81844216781949288382017-09-22T01:02:00.000+09:002018-06-13T23:15:07.383+09:00332:メルケル首相がトランプ大統領の国連演説を真正面から「間違っている」と批判。発言要旨の翻訳
秋が迫るベルリンの首相府19,Sept.2017 Phpto:T.Kajimura
これは、一昨日の一九日に大変良い天気なので散歩がてらベルリンの首相府を通りかかると、秋が迫り建物の蔦が美しく色づき始めていましたので撮った写真です。
この日、ニューヨークの国連総会で、トランプ米大統領は初の演説をしましたが、その北朝鮮を「完全に破壊する」との言及に、ドイツのメルケル首相が真正面から間違いであると批判しました。⇨時事通信がいち早く伝えました。
これはドイツの国営放送ドイッチェヴェレが昨日の20日に、首相の執務室(写真の赤丸のところ)で行った総選挙を前にしたインタヴューの中でまず最初に述べられました。
その時の写真を同放送のHPからお借りします。議員会館と国会が一望できる長めの素晴らしい 執務室です。メルケル首相の座っている椅子とそばのテーブルは、ドイツのバウハウスの家具の梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-14700719589163636242017-09-17T01:52:00.000+09:002017-09-17T18:16:39.388+09:00331:韓国大統領のブレーンがメルケル首相の核問題での仲介提案に「非常に感謝し歓迎」。恥ずかしい安倍首相の姿勢 前回⇨330の続きです。
本日発売のシュピーゲル誌のインタヴューで、文韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウイヨン)国家安保室長が、北朝鮮核問題に⇨仲介の意思を表明したメルケル首相に「非常に感謝している」と述べています。
鄭氏は文大統領の外交ブレーン中枢で 元ジュネーブ代表部大使であった外交官です。
この閣僚級の人物の発言は重要なので、一部(下記写真の約三分の一)を訳出しておきます。
見出しは「私たちは首相に大変感謝しています」です。
Der Spiegel Nr.38-16.9.2017 S.92
シュピーゲル:アンゲラ・メルケル連邦首相が、北朝鮮との危機で仲介の申し出をしましたが、果たして役立つでしょうか?
鄭:私たちは私たちを援助したいと望むメルケル首相に非常に感謝しています。私たちは提案を歓迎します。この朝鮮半島の危機はグローバルな意味のある懸案です。梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-40562499107372738812017-09-10T20:41:00.000+09:002017-09-12T01:06:31.504+09:00330:ドイツのメルケル首相が北朝鮮との核問題で仲介の意思を表明「喜んですぐにも始めたい」 本日、9月10日、ドイツメディアが一斉に報じていますが、本日付フランクフルター・アルゲマイネ日曜新聞(F.A.S)のインタヴューで、メルケル首相が緊張を高めている北朝鮮との核問題で解決に向けた話し合いの仲介をする意思があると表明しています。
メルケル首相、夏休み明けの記者会見8月29日Photo:T.Kajimura
インタヴューでは、北朝鮮の核兵器開発と長距離弾道弾の開発を制御するための話し合いの枠組みを作りの仲介を「望まれれば喜んで直ぐに始める用意がある」と述べています。
では、電子版では読めないインタビューの発言部分を翻訳しておきましょう。
これが同紙の本日の一面で、発言とその背景の解説がトップ記事として「メルケル北朝鮮でイニシアチヴを執る」の見出しです。
FAS紙2017年9月10日トップの報道
総選挙を前に選挙戦の最中のインタビュー本体は2、3面梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com2tag:blogger.com,1999:blog-2862296931305773582.post-18655866667127727332017-08-15T02:32:00.001+09:002020-06-13T07:32:00.833+09:00329:ベルリンでの従軍「慰安婦」警告集会写真報告・Fotoberichte zum Gedenktag für die ,Trostfrauen"des japanischen Militärs am 14.Augst in Berlin
ここベルリンのブランデンブルグ門前のパリ広場では2013年以来続けられている元日本軍従軍「慰安婦」の警告追悼集会も今年の8月14日で5度目となりました。
韓国でも新政権が成立した本年は、ベルリンでの行動もいよいよ充実したものになっています。
今年の夏はベルリンも悪天候なのですが、この日は晴れて気温も24度ほどの好天でした。とりあえずわたしの撮影した写真をご覧ください。(午後4時から2時間の集会ですので、ちょうど逆光で写真は撮りにくいのです。その点ご容赦ください。)
いよいよ国際的になり、連帯組織も安定し、何よりも若い人々の参加が増えているようです。プログラムも多彩で充実したものになっています。
クリックすればパノラマ写真で拡大してみることができます。百聞は一見に如かずです。
解説抜きにご覧ください。
写真を引用される方はPhoto:Taichiro 梶村太一郎 Kajimura,Taichirohttp://www.blogger.com/profile/00134496067230666105noreply@blogger.com0