いつも、この「反核覚え書き」を読んで下さり感謝いたしております。
読者のみなさまへ、お知らせとお詫びです。
このブログは、フクシマの事故、というより文字どおりの「自殺行為」で未曾有の危機の体験を「真綿で首を絞められる」ように続けざるを得ない窮状にある日本へのドイツからのささやかな通信です。
本来ならば、日本のしかるべき雑誌などに書くのですが、事の深刻さと、それだけではインターネットによるグローバル化の時代には追いつけないので、本来の寄稿などをあくまで「補足する覚え書き」のつもりで初めました。
特にプリントメディアより現場からの写真が豊富に使えるので、百聞は一見にしかずで、この点はネットならではの強みです。5月に始めてから、読者のみなさまのおかげで、アクセス数は次第に増えて先月の9月は1万回に近いレヴューにまでなっています。
これから次第に内容も充実させようと考えています。ドイツの現状の報告だけではなく、もっと深い考えなども本来は書き込みたいのです。例えばギュンター・アンダースの考察をたたき台にした「反核の哲学への覚え書き」などは当初からの目的です。
それへの準備として、ドイツの脱原発についての長い間の雑誌などへの寄稿を資料庫で補足することも考えています。というのはそれら「本体」抜きにしては、ここでの覚え書きもしっかり理解していただくことが難しいからです。読者の中にはちゃんとそれも愛読して下さっている方もいらっしゃるようですが、少数であることに気づきました。日本では既成のプリントメディアとネットの情報の乖離が非常に大きいことも、これを始めてやっと知りました。ドイツではインテリの間では、やはり既成メディアが本体で、ネットはあくまでその補足であるのが普通です。新聞情報でもネットでは得られない重みがあります。
ただ、わたしのパソコンは筆者同様すでにかなり古くなっており、そろそろ買い換えの時期です。自慢ではありませんが、家族の中で一番古いパソコンを駆使しているのがオヤジです。なにしろわれわれ老夫婦は、娘や息子から古着をもらって着用し、それを「お上がり」という家族内の符牒まであるのです。
また普段は原稿を書くのとメール通信ぐらいにしかパソコンを使わないので、全くのデジタル音痴で、このブログの開設も遠くに住んでいる大学生の息子の世話になったのが現実です。そのため、読者の皆さんのコメントに満足にお返事もできない技術水準です(それが何故かサッパリわからない)ので、失礼もあろうかと思いますが、この点ご容赦くださるようお願いいたします。
以上、お知らせとお詫びまで
頓首 筆者
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