2012年2月10日金曜日

68;舩橋淳監督のNuclear Nationがベルリン映画祭で世界初上映/上映の追加あり

舩橋淳(ふなはしあつし)監督のフクシマ事故のドキュメント映画、Nuclear Nationが、本日2月9日から始まった第62回ベルリン映画祭フォーラム部門で世界初上映されます。

追加情報 グリーンピースが13日の月曜夜に特別上映するとのことですので、下記上映予定に追加を入れました。

この作品は、地震と津波に加えて事故で原発難民となり埼玉県の高校校舎に集団避難した双葉町の人々に密着し続け、生き残った人々の生の姿と声を記録したものとして、歴史的な価値があるものです。
映画祭が始まる9日のドイツ紙にはこの津波で消えた双葉町のプレス用写真が多く掲載され、もう二つのフクシマをテーマにした日本からの作品とともに大きく紹介されていました。
わたしは、開会式の前にあったプレス向け上映を観たのですが、押し掛けた記者の数に驚きました。フォーラム部門のプレススクリーニングでは例外的に大きな関心が寄せられていたからです。ちょうど東京から間に合うように駆けつけたばかりの舩橋監督も、上映後さっそく世界中の記者からインタヴューを受けていました。
ベルリンでの世界初上映に駆けつけた舩橋監督2012年2月9日 写真;梶村
 以下の予定で本日から一般公開されますので、ドイツ在住の方は是非ご覧ください。
原発震災という、人類が初めて体験しつつある惨禍の第一章として、一般の断片的な報道からは決して伝わらない重さで、世界の人々に訴えかける歴史的記録作品です。
国際的に反響が大きなものとなることは間違いないと思います。

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10.02.12 19:30 CinemaxX4 EN
11.02.12 14:00 Delphi-Filmpalast EN
12.02.12 13:30 Cubix 7 EN
16.02.12 13:15 CineStar 8 EN


追加情報)映画祭とは別に番外のプログラムとして→グリーンピースが 13日夜に特別上映するとのことです;

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Greenpeace Berlin will invite “NUCLEAR NATION” for its special screening on FUKUSHIMA.
Director Atsushi Funahashi will join the discussion after the show.

date: Monday, 13.02.2012
entrance: 07:30 p.m.
beginning of the film: 08:00 p.m.
capacity: max. 50 seats.

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address: Greenpeace Berlin
Chausseestraße 131
10115 Berlin (Mitte, near Friedrichstraße)


舩橋監督も来て上映後ディスカッションもあるとのことです。監督は英語に堪能なので多分英語でしょう。質疑応答はここの方が面白いかもしれません。だだし、席が50しかありませんのでご注意を。
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監督自身はこの作品について「主体性を失った無意識に向けて」と→ブログに書いていますので紹介しておきます。


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2 件のコメント:

  1. 原子力発電を「核分裂発電」としよう。
    「核発」この言葉の力の無さは、言霊の虚無感に現れる実態だ。
    原子の中は、原子自体はエネルギーの運動の場でしかない。
    瞬間に破壊される原子の構造から放出される「ちから」は原子の死力だ。
    日本語「原子力」はダイレクトな英文よりも口当たりがよい。
    ご都合転訳された「原子力」には偽りの理想がつきまとう。
    核分裂エネルギーはクリーンで安全と危険を隠蔽されてきた。

    燃えない物質を燃料と言い換え、格納容器を炉と言い換えた。
    多くの人は核物質は燃えるといまだに思っているだろう。
    燃える物なら消えると思うのが普通の燃料の概念にある。
    「消える」「停止する」と誤解するのは言葉にあると思うのだが、如何に。
    この核の「熱源」の永続性の恐ろしさ、不自然な放射能の存在認識、
    核エネルギー利用の欺瞞を理解出来ない理由の多くは語彙そのものにある。

    人類の最悪のシナリオは核戦争ではなかった。
    「平和利用」と言う名のもとに人類は消えていくシナリオになった。
    美辞麗句を剥ぎ取れば、核開発の罪の美化の尻拭いではないか。
    故に、核分裂発電はしてはならない。

    人類発症の自滅シンドローム兵器「核分裂発電構想」を捨てること。
    地球のエレメントを破壊する、生命世界を汚染する愚行を止めること。

    「核」を必要としない決意が増えている。
    新しいテクノロジーをもたらすのは個々の意識のベクトルのクオリティだ。

    目の前で「良質でミニマムな満ち足りた生活」の扉が開いているはず。

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  2. 情報の視覚化。
    脳内情報量は五感を伴った時に最大限に活用される。
    理屈を超えて「納得」する。

    机上の空論には心が無い。
    感情を貶める理屈は無情な結論を出す。
    全ての生物はすべからく生存環境の快適さを選ぶことで生き存えている。

    理屈は人間の思考の中だけに存在する摩訶不思議な検証機能だ。
    ときに、しばしば、頻繁に人類の恥ずべき行動の原因となっている。

    青い惑星は今、人類の強欲を揺り落とすかのように震えている。
    「核分裂反応発電施設」存在理由の脆弱さが見える。

    日本語表示
    http://www.youtube.com/watch?v=2a--NC4Nong&feature=uploademail
    2/10/2012 -- MUST SEE ! 2011 earthquakes WORLDWIDE plotted and animated (with sound intensity) !
    This is truly profound to see --- the year of 2011 earthquakes plotted out on a orthographic (globe) map -- ANIMATED WITH SOUND INTENSITY for each earthquake!!

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