写真の容量が重すぎて3分の2ほどが消えたようです。
引用させていただいた田中洋一氏の通信にある「地球の友ジャパン」のメンバーがベルリンのデモで挨拶をした写真の吉田明子さんです。
この日、5月28日の土曜日に、ドイツの市民運動は、脱原発のだめ押しともいえるデモを全国で行いました。ベルリンでは約3万人が、メルケル首相のキリスト教民主同盟の党本部前まで押し掛け、ちょうど全国の党幹部に首相が脱原発への意志一致を行っている時に強烈な圧力をかけたのです。
これは吉田さんがメンバーであるNGOのドイツの姉妹組織も一緒に行った行動で、見事なまでの組織力でした。吉田さんはご自分でブログにこの日のことを報告されているのでそちらも見て下さい:
http://blog.canpan.info/foejapan/archive/33
日本のデモが100万人にも達しなくても、初めて全国の100を越える場所で一斉に行われたことは大変な進歩です。またシュピーゲル誌が報告したように若者と子連れの家族が多く参加していることは、日本では画期的で新しいことであると思います。
若者たちが先頭になり、全国的に連帯して地道に粘り強く運動を続ければ、やがてはドイツに負けない力として育っていくでしょう。今日のデモがたとえ全国で数万人であったとしても、大きな出発点です。やがて10万人、20万人の行動となり、原発を廃棄させ再生可能エネルギー社会を実現することは十分に可能です。 30万人になればドイツを上回り、その時は日本でも原発は消えるでしょう。
以下、5月28日のだめ押しのデモの写真を挙げておきます。
だめ押しですからスローガンは「原子力終わり!」。いつもの通り高校生の元気な女の子たちがデモの先頭です。 |
ベルリンのど真ん中を行進し、メルケル首相が党内調整を行っている党本部前に押し掛けた市民。
ここではついに日本語のロゴのTシャツも登場して売られていました。まるでお祭りの雰囲気です。
この日の集会で特別ゲストとして最初に登場したのが吉田明子さんでした。フクシマの子どもたちの被曝基準に抗議して日本政府に働きかける運動を報告、ベルリン市民は連帯の大きな拍手と声で応えました。
メルケル首相の耳にも届いたことでしょう。なにしろ目と鼻の先での市民の声ですから。
絵に描いたような市民による民主主義実現の光景だと言えます。
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