2013年11月7日木曜日

199:「勇気は感染する」スノーデン氏の世話人サラ・ハリソンさんベルリンで闘争宣言を発表。ベルリンは東京の対極としてスパイ征伐の首都に。

 速報です。
 本日11月6日の夕方、ヴィキリークスの活動家で、スノーデン氏の香港からロシアへの逃避行に世話人として同行し、先週木曜日にドイツの国会議員シュトローベレ氏がモスクワで彼に面談する際にも同席していた、サラ・ハリソンさんが、突然ベルリンで闘争宣言を発表しました。
スノーデン・シュトレーベレモスクワ会談。ハリソン氏左からふたり目。
 シュピーゲル誌などの速報によると、彼女は先週末にモスクワからベルリン入りしており、先ほどヴィキリークスのホームページが英文で流したわずか3分後に、南ドイツ新聞が、その闘争宣言のドイツ語訳を英文原文とともに電子版に掲載しました。→こちらをご覧ください

  それによると、彼女は援助のためにスノーデン氏と香港で合流して以来のこれまでの経過と、具体的に闘う告発者たちとジャーナリストの迫害の現状を述べた上で、「スノーデン氏は、モスクワで当面は安全に過ごすことができる状態である。私の国である英国は、私をテロリスト扱いするので帰国は避けるべきであるとの弁護士は忠告するので、ベルリンへ来た」とし、「私たちに真実を述べる先頭に立つ告発者たちを守る闘いを続ける。それは私たちの資料であり、情報であり、歴史なのだ。それらはふたたび私たちのもにならねばならない」と宣言し、「勇気は感染する」との言葉で結んでいます。

 すなわち、彼女はそこでも述べているように、リオに事実上の亡命をしているジャーナリストのグリーンワルト氏と同じく、ベルリンを事実上の亡命地として選んだようです。
 今から80年ほど前には、ナチスドイツからアメリカとイギリスに多くの反体制の人々が亡命しました。時代は反転しつつあります。

 かつて冷戦時代には東西分断都市として推定43000人のスパイが暗躍し、スパイの首都といわれたベルリンが、ポスト冷戦時代の今、次第にスパイ征伐の主戦場になってきたようです。これは現在、安倍政権の秘密保護法で、東京が英米などのスパイの天国となりつつあるのと対極といえましょう。日本はふたたび痛い目にあうでしょう。

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