フランシスコ法王 |
もしこの報道が事実であると証明されれば、アメリカの諜報機関にとっては、少なくともカトッリク世界での信用は失墜し、ほぼ致命的なものとならざるをえないでしょう。
歴史を顧みれば、ユダヤ教会であるシナゴーグを徹底的に破壊したヒトラーも、キリスト教会に対しては、抵抗しない限り、暴力的に手を延ばしませんでした。ナチスドイツは最期までバチカンに大使を派遣して外交関係を保っていました。
敗戦間際のドイツのバチカン大使は、ワイツゼッカー元大統領の父親でした。この外交官はドイツの破局をバチカンの仲介で救おうとしたのです。バチカンにまで間諜を放つ行為は、ヒトラーもびっくりするのではないでしょうか。これでは、バチカンから破門はされても仲介を頼むことなどはできないでしょう。
また本日、シュピーゲル誌は電子版で、これまで明らかになったNSAの世界中でのスパイ活動を→グラフィックで判りやすく示しました。
日本に関してはこのようになっています。
日本ももちろんスパイの対象になっており、6月30日のアメリカの日本大使館などがそのターゲットになっているとする→ガーディアン紙の報道が指摘されています。
本日は、これにバチカンが加えられたようです。
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