「デジタル時代の民主主義を守ろう」 FAZ 10.Nov.2913・Der Spiegel |
全文引用させていただきます:
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→ノーベル賞作家ら情報監視反対署名 新国連規約を
【ベルリン=宮本隆彦】五人のノーベル賞作家を含む世界八十カ国以上の著述家たちが十日、政府や企業による個人情報の監視に反対し、インターネット時代に合った新しいプライバシー保護の確立を目指す署名集めを始めた。国連に対し、新たな人権規約をつくるよう働き掛ける。
この署名集めは、米情報機関の国家安全保障局(NSA)による世界規模での盗聴疑惑を受け、ドイツの作家グループが中心になって企画。世界的な署名収集サイト「チェンジ・ドット・オーグ」を利用して署名を集める。
趣旨に賛同し、既に世界中で五百六十人を超える著述家が署名。独作家ギュンター・グラス氏(86)、トルコの作家オルハン・パムク氏(61)ら五人のノーベル賞作家も名を連ねた。
署名の呼び掛けでは「監視下の人間はもはや自由とは言えない。監視下の社会はもはや民主主義とは言えない」と指摘。個人の思想やコミュニケーションは、国に監視されたり企業に無断で利用されてはならないと主張する。
その上で携帯電話や電子メール、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が普及したネット時代の新たな基本的人権として、個人情報の扱いについては、本人の意思決定を最優先するよう訴える。
署名の募集開始に合わせ、東京新聞をはじめ英ガーディアン、仏ルモンド、独フランクフルター・アルゲマイネなど世界の主要日刊紙が十日付で一斉にこの取り組みを報じるキャンペーンが展開された。
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ここにあるフランクフルターアルゲマイネ紙に掲載された意見広告が上の写真です。シュピーゲル誌電子版から拝借しました。
捜しましたが、ネット上では英文だけで、東京新聞に掲載されたという呼びかけの日本語版がまだないようです。
→こちらか署名できます。
わたしも先ほど賛同しました。 あっという間に世界中から10万以上の署名が集まっています。
ドイツで呼びかけた女性作家の→ユリ・ツェーさんたちは、この夏にドイツ政府に対して、スノーデン氏の内部告発により明らかになった、特に米英の諜報機関によるトータルな市民のプライバシーの監視を規制する政策を求める誓願をしましたが、完全に無視され返事すらなかったので、ではと、このキャンペーンを始めました。
秘密保護法の背後にある諜報機関の監視から人権を守るグローバルな署名運動です。日本からも奮って賛同してください。
ちなみに、アメリカのニューヨークタイムスやワシントンポストが、この呼びかけ掲載を拒否したのは、無料で掲載することがないためであるとのことです。
日本の朝日新聞や毎日新聞には要請があったか否かは知りませんが、東京新聞がこの意義ある呼びかけに応じたのは、同紙が、単なる商業新聞ではないジャーナリズムとしての志しを持っていることの証ではないかと思います。
以上簡単ですが読者のみなさまに呼びかけます。
AFPはこちら→国家による監視の制限、世界の作家500人が国連に要求
12日追加です:
先ほどの→シュピーゲル誌電子版によると、ドイツ緑の党の会派共同代表のゲーリング・エッカルトさんが、「緑の党は同呼びかけに連邦議会として賛同する議案を来週にも提出する」と述べています。まや社会民主党のガブリエル党首もこの呼びかけに興味を示しているとの報道があります。ドイツの議会での論議を呼ぶテーマになりそうです。
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