2013年12月5日東京、国会前 |
このプラカードにあるように、秘密保護法案は自由を殺します。
ここでも、書きましたように、言論の自由は健康な民主主義社会の酸素のようなものです。それが封殺されると民主社会はしだいに窒息死します。
その危機を感じている日本市民はいまや圧倒的多数派です。
この法案が本日、強行採決で成立すれば、日本の平和の砦である日本国憲法の外堀が埋められ、次には改憲で内堀を埋めようとすることは明らかなことです。安倍政権は、着々とそれに向けて強硬な国会運営を進めています。
かつて、1960年の日米安保条約改定反対闘争の時には、デモ隊が安倍首相の祖父である岸信介首相の内閣が強行採決を測る国会を包囲しました。そのスローガンは、「安保反対!岸を倒せ!」でした。安保条約は強行採決で成立しましたが、岸内閣は打倒されました。それにより、自民党の党是である改憲は見果てぬ夢となりました。
そして今、孫の安倍晋三の内閣は、このトラウマから、まずは外堀を埋めることに成功しそうです。それは本日強行されそうです。
ここまで来れば、日本の平和憲法を擁護する国民のスローガンは、安倍を倒せ!憲法守れ!の一言に尽きます。今日からこの声を挙げてください。
まずは、安倍内閣を打倒しなければなりません。安倍、麻生、菅のコンビ内閣を、市民の力で打倒しましょう! そして次の選挙では、民主護憲勢力の国会を創り上げ、この戦後最悪の法律を葬り去り、護憲の外堀を確固としたものに再構築しましょう。
これこそが日本の、何よりも平和を愛する愛国者の世界への義務なのです。
安倍を倒せ!憲法守れ!
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そして、 追加ですが、12月5日発売の、ドイツの週刊ステルン誌は→「アメリカからの逃走途上で」とのタイトルで、ここでも何度も→報告しましたスノーデン氏の相談役として、→先日ベルリン入りした英国のサラ・ハリソンさんのインタヴューを素晴らしいポートレイトとともに掲載しました。
ステルン誌12月5日号 |
イギリスのいわゆる「反テロ法」なるものが、日本の秘密保護法と全く軌を一にして、恣意的にテロ幇助となる解釈を許して、基本的人権を踏みにじるものであることを述べています。
彼女は、当分は危険が少なく、世論が圧倒的に味方をしているベルリンで活動するそうです。 ドイツのメディアは、自国のイギリスへの帰国を回避せざるを得ないこの女性の真剣な味方となっています。このようにベルリンは、かつて自由主義の旗手であったアメリカとイギリスの全体主義化からの亡命地となっています。
その全体主義監視国家アメリカから、秘密保護法でほんのわずかな秘密情報のおこぼれを頂戴しようと必死になっているのが日本の安倍政権なのです。なんとあわれな国でしょう。植民地根性丸出しの政治家です。
ステルン誌2013年12月5日号。ハリソンさんインタヴュー |
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